安全に、高速に、しかも複数人同時にデータを利用できるNAS(ナス / Network Attached Storage / ネットワーク・アタッチド・ストレージ)の比較をしています。
10年前は数十万円を必要とした4ベイNASも、本体10万円以下で、非常に高速な機種が増えてきました。
日本で手に入れやすいNASメーカーは
- Synology(シノロジー 台湾)
- QNAP(キューナップ 台湾)
- ASUSTOR(アサスター 台湾)
- NetGear(ネットギア アメリカ)
- IOData(アイ・オー・データ 日本)
- BUFFALO(バッファロー 日本)
- TeraMaster(テラマスター 中国)
などがあります。
個人的にその中でも使いやすいと感じているSynologyとQNAPの機種をそれぞれ購入し、仕様比較をしていきます!
ビジネス業務に使うことを念頭に置き、使い勝手、設定、安全性、速度など、細かな点まで比較していこうと思っています。
1年使った結果とは?
まずいきなりですが個人的結論を書いておきます。
NetGear ReadyNAS 10200を4年、QNAP 451+は約4年、Synology 918+を3年ほど使った結果、僕はSynologyをイチオシとします。
Synologyの設定画面「DSM」は非常にグラフィカルで見やすく、大量の設定項目がよくまとまっています。設定もわかりやすく、モダンなデザインで文字も読みやすいです。
QNAPは機能的にはほぼ同等ではあるのですが、字が細かすぎる、指定時間にバックアップイベントが起こらない、同じような機能の純正アプリが複数ある(バックアップなど)など、細かく悩まされることがありました。
また、Synologyは2017年に日本法人も立ち上がり、サポートも強化されています。この点も非常に心強い点でしょう。複数のNASを見比べても違いがサッパリわからない(僕がそうでした)というときは、Synologyをおすすめします。
それぞれの内蔵OSは、公式サイトのウェブで疑似体験できます。
余談ですが、5年前はNetGearを使用していました。最近は触ったことがないので詳しくは言えませんが、安くてNASとしては有能であるものの、設定画面がそっけなく、NASを小型サーバとしていろいろいじり倒したい!と考えている場合、物足りないと思います。
Synology、QNAPは、ほぼ小型サーバレベル(Active Directoryサーバにもなる!)の機能を実現してくれます。