いよいよ公開されたWindows 11。
今回はコア部分はWindows 10と大差ないため、動かないソフトというものは、それほど発生しないとみられています。実際、業務用のテストマシン20台程度にインストールしてみたところ、クラッシュやフリーズなど、問題が発生したものはいまのところありません。
ただし、古いPCではそもそもWindows 11のインストールが進まない(先に進めない)ようになっていて、すべてが更新できるわけではありません。これはマイクロソフトの新しいハードウェア要件のためです。
細かく言うとインテルの第7世代あたりのCPUから前のものは、インストールできないようです。
さて、業務で重要なDocuWorks(ドキュワークス)ですが、Windows 11で問題なく動くのか、ざっと点検いたしました。
Windows 11 + DocuWorks 7
一番古いものとしてDocuWorks 7から始めました。当社でも一部マシンがいまだに使用しています。
インストールでは問題がありませんでした。起動、書類の編集でも特に異常が出る部分はありません。
問題なく使える、と見てよいでしょう。
Windows 11 + DocuWorks 8
一つ古いDocuWorks 8です。
こちらもインストールもすんなり終わり、動作は順調です。ファイルの操作、表示に乱れはありませんでした。
Windows 11 + DocuWorks 9
最新のDocuWorks 9(富士ゼロックス版)です。
これはもちろん動きました。執筆時点では9が最新なので、これが動かなかったら一大事です。(笑)
Windows 11とは無関係な話ですが、DocuWorksは富士ゼロックス社から富士フィルム ビジネスイノベーション社に販売元が変更されました。そのため、9.0と9.1はメジャーバージョンが同一ですが、アップグレードは有償となります。
もし現在DocuWorks 8をご利用の場合は、アップグレードは必ず9.1以上を購入するように気をつけてください。富士ゼロックス版を買ってはいけません。
WTS的まとめ
DocuWorks 7からすんなり動きましたので、Windows 11にアップグレードしても、DocuWorksは問題なしと見てもよいでしょう。
ただ、Windows 11は公開されてまだわずか1日(執筆時点)。これから様々なところが変化していくと思われます。
特に変わるのが画面表示。スタートメニューが中央ぞろえになったり、画面のパーツが角丸になったりと、大きな変化をし始めています。メニュー表示などが変わっていくと、特定のプラグインなどで操作できなくなるかもしれません。このあたりは未知数です。
Windows 11にするなら、サポートのある最新のDocuWorksにして、変化に追従するべきでしょう。もしくはWindows 10のまま使い続けるのもアリだと思います。
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