DocuWorksとAcrobat(PDF)の比較 長所と短所

インターネットで印刷用ページといったらPDFです。

OSやデバイスを問わず、非常に広まっていますね。DTPの大御所Adobeが牽引しているだけあります。MacOS XではOSの標準機能に含まれているというのも強みでしょう。

今日はDocuWorksファイルとPDF真正面から比較してみます!

DocuWorksとPDFの比較

そしてわれらがDocuWorks。使い出せば非常に便利なのですが、いかんせんまだまだ知らない人が多すぎます。

また独自のDocuWorksファイルなので、「ファイルだけ」を渡してすぐに見られる状況ではないのですね。(Viewer Lightをもっとカンタンな名前にして宣伝すればいいのに・・・)

ではそれぞれの長所、短所を比べてみます。

すべてWindows 10 / 11で確認しています。

機能 PDF
(Adobe Acrobat)
DocuWorks
(Ver6.2.2)
勝敗
ファイルの受け渡し ファイルだけで公開しても見られる環境が多い。
しかしWindowsでは別途Adobe Readerが必要なことが多い。
ファイルだけで公開しても見られる環境が少ない。
無料のDocuWorks Viewer Lightをインストールすれば見られる。
PDFの勝ち
知名度 高い 低い PDFの勝ち
互換性 MaxOS、Linux、Windowsなど主要OSほとんどでサポート 編集はWindowsのみ
閲覧はMacOS X、Android、iOSで可能
PDFの勝ち
ファイルの重さ(400ページのエクセルを印刷時) 283KB
19秒
501KB
21秒
印刷速度は互角
ファイルサイズはPDFの勝ち
扱いやすさ WindowsではいちいちReaderなどで開いて確認する必要がある。

Mac OS Xでは一番上のページを見ながら選ぶことは可能。

DocuWorks上で見ながら並べ替え、配置、移動、編集をすべて行える。

全ページを開かずに見られる。

DocuWorksの勝ち
元のファイルの添付 可能 可能 互角
価格
(編集ができるバージョンで比較)
見るだけなら無料ソフトが多数あり。

編集はAdobe Acrobat Proなどを利用。Amazonでは最安13,000円ほど。

DocuWorks 9 日本語版Amazonでは最安13,000円前後 DocuWorksの勝ち
すぐに見られる形式(環境がなくて見られるか?) OS標準サポートが増えてきている 不可能 PDFの勝ち
起動時間(ファイルをダブルクリックしてから見られるまで) (スタートアップ常駐がない状態からの起動)19秒 6秒(DocWorks Deskでダブルクリック時は2秒) DocuWorksの勝ち
セキュリティ 認証・ロックあり 認証・ロックあり 互角
ファイル操作 Windowsのエクスプローラー Windowsのエクスプローラーで通常のファイルとして操作可能。DocuWorksデスクで閲覧しながら操作可能。 DocuWorks Deskの使いやすさはすばらしい出来だと思います。よってDocuWorksの勝ち

 

使いどころや機能によって選ぶ、という状況ですね。

 

ただ、業務として使うとなると、DocuWorks Deskの使いやすさは別格です。

ドキュワークスの使いやすさはまた別のページで説明します

起動時間もポイントです。早いと思います。(バージョンアップのたびに重くなっていくAdobe Readerはどうにかならないのでしょうか?)