ThinkPad X1 Carbon Gen 9 (2021) がまもなく登場!見どころは?

僕も長年愛用している薄型、頑丈で使い勝手もよいThinkPad X1 Carbonが、Gen 9となり、まもなく登場です!

Front facing Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9 laptop showing gorgeous display with thin bezels.

ThinkPad X1 Carbon Gen 9(写真はUS公式サイトより)

パッと見る限りはほとんど従来と同じように見える外観ですが、内部はもちろん、使い勝手にもいくつか良い変更がありましたので特集しておきます。

 

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Intel Evoプラットフォームに対応

まずは中身から。

最新のIntel Evoプラットフォームに対応です。これはIntelが「快適」と定める一定水準のパフォーマンスに適合するかを示した、新しいPC基準。

Intel Evo認証があれば、「新しいのに、なにか遅い」「動画を見るとカクカクする」「すぐにバッテリー切れになる」というようなことが起こらないと約束され、安心して買うことができます。

ThinkPadは長く使ってもパフォーマンスがそれほど低くならないのが特徴の一つ。Evoプラットフォームで、さらに長い期間、快適に使えるようになりそうです。

第11世代CPUに対応

CPUも世代が新しくなり、第11世代(コードネーム Tiger Lake)を採用。

具体的には

  • Core i5-1135G7 (2.40 GHz /ブースト 4.20 GHz, 4コア/8スレッド, 8 MB キャッシュ)
  • Core i7-1165G7 (2.80 GHz /ブースト 4.70 GHz, 4コア/8スレッド, 12 MB キャッシュ)
  • Core i7-1185G7 with vPro (3.00 GHz /ブースト 4.80 GHz, 4コア/8スレッド, 12 MB キャッシュ)

の3つが選択可能になります。特にCore i7-1185G7はコアクロックが基本3Ghz、ブーストクロックが4.8Ghzと非常に高くなっており、ビジネスからちょっとしたデザイン処理まで、高い快適性を得られそうです。(のちにさらに別のグレードが追加される可能性もあります)

内部のグラフィック機能も、最新の「Intel Iris Xe」になり、複数の4K画面への表示はもちろん、軽い3Dグラフィック表示までこなせるほどの高性能になっています。

16:10ディスプレイに進化

ディスプレイが従来の16:9より上下に少し大きくなり、16:10となりました。

解像度としては、FULL HD(1920×1080)より上下に120ピクセル多い 1920×1200ピクセルとなります。(後日4Kディスプレイも選択可能になりそう)

例えばエクセルを開いた場合、1~2セルほど多く表示できます。数字としてはわずかですが、ビジネスでは「広くなったな」と感じる場面が多いかもしれません。

ワイドになったタッチパッド

タッチパッドがよりワイドになります。

ThinkPadでは指先で操作する赤いトラックポイントを使う人も多いかと思いますが、タッチパッドが大きく快適になれば、サッと大きく動かすときに便利になるかもしれませんね。ここは実機が手に入ったら検証したいところです。

写真はThinkPad E15

本体サイズは前後がわずかに大きく、重さは変わらず

本体は幅が9mmほど小さくなり、高さ(前後)が5mmほど大きくなります。これはディスプレイの比率が変わったことによるものでしょう。厚さはほぼ変わりません。

高さ 厚さ
ThinkPad X1 Carbon Gen 9 314.5 221.6 14.9
ThinkPad X1 Carbon Gen 8 323 217 14.95

 

重量は1.13kg(Core i5 / FHD+)となっていて、従来とほぼ変わりません。より軽量なThinkPad X1 nanoも発売されたので、X1 Carbonはむやみに軽さを追求するのではなく、1kg台で最大の機能を狙っていく機種になりそうです。

不評の電源スイッチがキーボード上部に戻った!

バージョン2018あたりから、タブレットのように電源ボタンが側面に移動してしまい、非常に使いづらくなっていました。それがGen 9でキーボード上部に戻ってきそうです!

まだ詳細画像が入手できていないのですが、USサイトの写真では、側面からボタンが消え、キーボード上部に来ているよう見えます。小さい変更だけど、これを待ってた!

側面は単純に使いづらい・・・

ThinkPad X1 Carbon Gen 9電源ボタン(USサイトより)

 

側面からは電源ボタンが消えている。

Right side view of Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 9 laptop open about 20 degrees.

Wi-Fi 6対応

最新の無線LAN規格Wi-Fi 6に対応しています。

インテルAX201を使っているようで、アンテナ数は2本。最大理論速度2.4Gbpsという高速通信が可能です。

WTS的まとめ

ThinkPad X1 Carbon Gen 9では、2世代ぶりの大きなボディ変更が入ります。最新プロセッサだけではなく、使い勝手の総合的な向上が図られているようで、「これは買い換えたいな!」と思わせる内容になっています。

まだ日本での発売日やスペックはまったく発表されていませんが、遠からず決まるでしょう。早い発売を期待したいところです。

コメント

  1. 山本章生 より:

    本体サイズの記載がGen8と9で逆ですかね。

  2. 太田アベル より:

    山本様>
     ご指摘ありがとうございます。真逆になっておりました・・・
     修正いたしました。