LenovoのゲーミングマシンブランドLegionから、Ryzen 7 5800H(8コア/16スレッド) / GeForce RTX 3070を搭載した強力なゲーミングノート「Legion 560 Pro (AMD)」が登場します。
3月26日発売予定。予想価格は21万円(税別)となっています。(Legion 560 Pro 公式サイト)
RTX 3000シリーズを搭載したノートは、デル、MSI、ASUS、ドスパラなどからすでに販売中ですが、Legion 560 Pro (AMD)はどんなアドバンテージを持つのでしょうか?
Legion 560 Proの見どころ
まず注目したいのはディスプレイ。
現在、多くのノートPCではFULL HD(1920×1080)が採用されています。また、その上になるとWQHD、4Kとなります。解像度が大きくなっても16:9の比率は変わりません。
Legion 560 Proは16:10という、物理的に縦方向に少し大きいディスプレイを採用。解像度はWQHD(2560×1440)よりも上下に160ピクセル多いWQXGA 2560×1600。エクセルで言うと1~2セルほど、縦に多く表示できます。
サイズが大きくなった分、よくある15インチではなく16インチという、これまたあまり見ないインチ数になっています。
この解像度とサイズの組み合わせはほかのメーカーにはありません。目を引くポイントです。
筐体サイズもそれに伴い変更され、前代となる550piと比較すると、奥行きはほぼ変わらず、幅が少し小さくなり、最薄部の厚さも少し薄く。ディスプレイが大型化しているのにコンパクトになるのはうれしい。
幅 | 奥行 | 厚さ | |
Legion 560 Pro (AMD) | 356 | 260 | 21.7~26.9mm |
Legion 550pi | 363.1 | 259.6 | 23.6mm(最薄部) |
WQXGAはFULL HDよりも細かく、4Kほど細かすぎないという、絶妙なサイズ。
搭載しているGeForce RTX 3070なら60fps以上を保てるちょうど良い解像度なのです。4Kでは最高クラスのRTX 3080でも60fpsを出し続けることはむずかしく、結局FULL HDに落とし、引き延ばし画像でプレイすることになったりします。逆に、FULL HDでは細かな文字が読みにくいゲームも一部あります。
その点2560×1600なら、きめ細かな詳細度が味わえ、フレームレートも満足できるという、両得なディスプレイなのです!
クーリング性能と騒音低減をAIで
ノート型ゲーミングマシンで、気になるのはファンの騒音。
限られたスペースに最高クラスのパーツを詰め込むため、高温になりやすく、さらに薄型筐体は排気にも限界があります。そのため、ファンは高速回転になり、騒音はひどくなります。
Legion 560 Proはデュアルチャネル冷却構造やヒートパイプの大型化、静音性で定評あるLegion Coldfrontの最新バージョン”3.0″も搭載。
さらにソフトでも、挙動を最適化する「Lenovo AI Engine」を搭載。対応ゲームなら、プレイ中にCPUとGPUの消費電力や動作クロック、空冷ファンの回転数を自動で最適化します。
熱を抑えつつ、普段使いでは静かさも追求されたマシンになりそうです!
操作部分も進化
ワンピースタッチパッドが、前世代モデルから約20%大型化し、使いやすさが向上。
ソフトランディングスイッチによる快適なキータッチ、4ゾーンRGBライティング機能を備えたLegion TrueStrikeキーボードを採用し、打ちやすくなっているということ。
スペック
スペックは非常にバランスが良いものです。
新しい筐体デザインも採用し、サイズは前代とほぼ変わらずディスプレイは大型化。高性能ですが驚くような価格ではなく、発売日が待ち遠しいですね!
OS:Windows 10 Home 64bit
プロセッサー:AMD Ryzen 7 5800H
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 3070
メモリ:16GB
ストレージ:1TB / 512GB(PCIe NVMe/M.2)
ディスプレイ:16.0型 WQXGA(2560×1600)
インターフェース:USB 3.2 Gen2 Type-C×2、USB 3.2 Gen2×4、HDMI、RJ-45、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
バッテリー駆動時間:最大約4.3時間 / 約3.9時間(※)
本体寸法:356×260×26.9mm
本体質量:約2.45kg
販売価格:210,000円(税別)より
発売日:3月26日
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