ハイパーバイザー型とは、特定のOS上で仮想化ソフトを動かすのではなく、OSなしでいきなり仮想化のベースシステムを実現するもの。
はい、意味不明ですね。
図にするとこうなります。
ハイパーバイザー型 仮想化サーバーとは
通常はWindows、Mac OS、Linuxなどの基本となるOSがあり、その上に仮想化ソフトを入れる、さらに仮想化ソフトの中で別の仮想PCを動かすという3層構造になります。
しかしハイパーバイザー型はインストール直後から仮想PCのベースとなります。
基本となるOSが無い分
- ハードウェア全体的に負荷が減る
- セットアップが簡単
- 基本となるOSに影響を受けない
などの利点が生まれます。特に10台ほどの仮想PCを動かした場合、通常の仮想化とハイパーバイザー型では速度にも大きな違いが出てきます。
どのようなシステムがあるか?
代表的なハイパーバイザーシステムを列挙します。
- VMware vSphere Hypervisor (VMWare ヴイエムウェア)
- XenServer (Citrix シトリックス)
- Oracle VM Server (Oracle オラクル)
- Xen (Xen.org)
- Hyper-V Server (Microsoft マイクロソフト)
私が使っているのは VMware HyperVisorです。
システム自体は無料、管理ツールも無料でさらに使いやすいです。
4年ほど社内サーバーで動かしていますが、大きな問題はありません。