先日、こちらの記事へ「WZR-600DHPでMacのWake On Demandはできるの?」と質問のコメントをいただきました。
答えから言いますと「似たようなことはできる」となります。
ちなみにWake On DemandはAppleでの名称になります。
一般的にはLAN経由でパソコンを起動することを「Wake On Lan(WOL)」と言っています。(Appleの場合はただ起動させるだけではなく、ほかにもいろいろ便利機能があるようですが)
今日はWZR-600DHP(レビュー記事はこちら)でMacのスリープを解除する手順を解説します。
Macの準備
まずLAN経由でスリープを解除したいMacの設定です。
今回はMacBook Airを実験台にします。
IPアドレスの確認と設定
WOLを使うには対象マシンのIPアドレスを知っている必要があります。IPアドレスは以下のように調べます。
システム環境設定を開き、ネットワークを選択。
Wi-Fiや有線LANなど、接続している回線を選択します。
すると右側に「IPアドレス192.168.・・・」などの数字が並んでいます。(まったく違う数字の場合もあります)
これが「IPアドレス」です。
また、もしできるのであればIPを固定すると毎回同じアドレスを持つようになりますので、
マシンを探すのがカンタンになります。
電源の設定
次に電源の設定をします。
システム環境設定 > 省エネルギー を開きます。
右側の「電源アダプタ」のタブを選択。
下側に「ネットワークアクセスによるスリープ解除」という項目がありますのでこれをチェック。
ノート型Macの場合、
- ディスプレイを開けておく
- 電源を切らず、スリープの状態にする
という条件がありますのでご注意ください。
ルーターのページを開く
次に、ブラウザを開き、下記アドレスを開きます。(これはWZR-600DHPにおける解説です。AirMacなどでは違う設定方法、画面になります。)
http://ルーターのIPアドレス/hosts.html
例えばルーターのIPアドレスが「192.168.15.1」だとすると、
を開くということです。
すると接続されている子機が一覧になって表示されます。
MacBook Airのアドレスを見つけます。
(表示内容は各家庭で大きく変わりますので、下記の通りではありません)
アドレスの横に「WOL」と書いた次のようなアイコンがあります。
これをクリック。
すると、MacBook Airの画面は暗いままですが、スリープが解除されLANに現れます。
これで離れたMacの起動が確認できました。
WZR-600DHPのマニュアル
以上の作業はWZR-600DHPのマニュアルにも説明があります。マニュアルはこちら
http://manual.buffalo.jp/buf-doc/35012688-02.pdf
209ページあたりに記述があります。
普段は停止しいるサーバーを起動するのにも使えますね
Macの「画面共有」機能を使えば、
- スリープで解除し
- 画面共有で操作
- 画面共有内でスリープする
という作業も可能です。
普段は停止させているサーバーも、離れた席から操作、終了が可能です。ベンリですね!
以上でMacのWake On Demand(Wake On Lan)の解説でした!