MacでWindowsを動かすには
- 仮想化(VMware Fusion、Parallelsを利用)ソフトを利用する方法
- BootCampを利用する方法
があります。
当サイトではさまざまなメリットから仮想化ソフトをオススメしています。(仮想化ソフト解説一覧)
その際に気になるのは使用容量。Mac上でWindowsを快適に使うには、どの程度容量が必要なのでしょうか。仮想化ソフト、Bootcampを比較してみます。
容量は非常に重要
MacBook Airは64GB、128GBなど比較的少ない容量のものを使っている人が多いと思います。
仮想化環境やBootCampでは、Windows OSをまるごとインストールする事になりますので、単純にOS 2つぶん(OS XとWindows)の容量を使用することになります。この容量は仮想化ソフトもBootcampも変わりません。
基本的なWindowsの容量
では最低限どのぐらいの容量が必要になるのでしょうか。
VMware FusionでWindows 8をインストールしたところ約10GB。これにWindows Updateを行うと約13GB付近になります。
もちろん空き容量がゼロではWindowsは動きませんから、多少の余裕を考えると最低限15GB程度は必要といえます。64GBのMacBook Airではいきなり容量の2割以上が埋まることになります。
Microsoft Officeや各種ソフトを入れていくとなると、さらに多くの容量が必要です。いろいろな作業をしようと思うなら32GB以上は必要だと考えましょう。これは64GBのAirではほぼ半分の容量で、使用はかなりキビしいと言えます。
BootCampでは容量は固定
次に問題点です。
BootCampの最大の問題は、インストール後に容量が変更できないということです。
仮想化ソフトであればWindowsの容量が大きくなってくると自動で拡大しますし、Macの容量が少なくなってきたら外付けのHDDに移動するなど、対処方法があります。(仮想化ソフトは最初に60GBなど大きな容量を指定しても、実際に使われた容量しか使いません。あとからの拡大も可能。)
しかしBootCampは最初に決めた容量で完全固定されます。「最初は16GBを確保して、足りなくなってきたから32GBにしよう」と思ってもできません。一回BootCampを消去し再設定する必要があります。
再設定はデータもOSもすべて消えてしまうことになります。
Windowsをまるごと保存したり再生したりする(クローン)するには別途ソフトが必要です。ですがBootcampはMacで「擬似的」にWindows領域を作っているだけで、普通のWindowsマシンとは根本的に違います。Windows用のクローンソフトやOSコピーソフトは使えません。
Bootcamp内のWindowsをクローンするソフトもあるにはありますが、英語で有料です。→ WinClone WinCloneは僕が使ったことがありませんので今回は解説できません。
WTS的まとめ
MacでWindowsを動かすなら僕としては仮想化ソフトをオススメしますが、速度を出したいなど特別な理由がある場合はBootcampになります。
Windows8を動かすなら容量は32GB以上が必要だと考えてください。MacBook AirではSSD 128GB以上は必要でしょう。
SDカードスロットで容量を拡張するカードもあります。記事はこちら>おもしろい!MacBookに差したまま持ち運べるSDカード トランセンド JetDrive Lite