ウェブデザイン技能検定対策勉強中の太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日は2級試験で出る可能性の高い、JPEGの規格、ISO/IEC 10918についての解説です。
JPEG
Webで非常によく使われる画像形式「JPEG(ジェイペグ)」は、ISO/IEC 10918で仕様が規定されています。
10918(とおくには)JPEG(じぇいぺぐ)
という語呂合わせはどうでしょう?「には」の部分がかなり無理がありますね。(;´∀`)
JPEGの最大の特徴は容量で、他の画像形式よりも非常に高い圧縮率(=ファイル容量が小さい)を誇ります。
ただ、画像を人間にわかりづらい程度に劣化させて圧縮率を稼いでいるため、表示(展開)すると元のデータより劣化してしまう(=完全に元に戻らない)という欠点があります。
元に戻らない=非可逆のため、「非可逆性圧縮」形式とも呼ばれます。(非可逆性という言葉も覚えましょう)
アルゴリズム
JPEGの圧縮アルゴリズムは
- DCT変換する
- そのデータを量子化する
- 量子化したデータの整列
- 整列後にエントロピー符号化
という手順を踏みます。
DCT変換はかなり難しい理論ですので覚えなくてもOKですが、DCTという名前は憶えておきましょう。
DCTとはDiscrete Cosine Transform(離散コサイン変換)の略称です。
最近のパソコンでは外部GPUを「ディスクリートGPU」と呼んだりしますね。離れている、別体で、というときにDiscreteという単語を使います。最後のTはトランスフォーマーのTですね。