あなたは最近、「集中できたな〜」と思う日はありましたか?
何かに集中して過ごせた1日は、充実感があります。
でも年齢が上がるにつれ、こまごまとした雑用が増えるもの。気を散らされるものが多くなり、目の前のことだけで1日が終わってしまうことがよくあります。
仕事もまとまらないし、雑用で気が散って家でもなんだか落ち着かない・・・「15分あれば喫茶店[カフェ]に入りなさい。」はそんな時に出会った本です。
濃密な時間を取り戻すカギは「喫茶店」にある。
時間の感じ方
成長するごとに時間の感じ方は変わります。体内時間や細胞分裂などと関係があるらしいですが、長くなるので省略。(動的平衡という本におもしろく書いてあります)
あなたは最近、1日をどれくらいに感じていますか?
長いですか?短いですか?
子供の時のように長く感じる日は、あまりないですよね?
私達の時間は限られています。1日はどうしても24時間。1秒も伸びません。無理して徹夜したところで、効率は上がりませんし、逆に体を壊します。
たくさん目標があるほど、勉強家であるほど時間は足りなくなっていきます。
ということは、できることはたった一つ。
「時間の密度を上げる」しかありません。
なぜ喫茶店?
喫茶店は「短期集中」できる場所だと著者は言います。
お金を使うので、「元を取らなければ!」と時間に鋭くなります。その結果集中することができるのです。さらにストップウォッチを持ち込んで時間を絞り込みます。
まさに頭の道場。
P26
仕事や勉強をする際に、こうしたスポーツの時間間隔を取り入れるべきです。
まさにスポーツのごとく時間を区切ります。
でも、喫茶店で鬼のような形相で仕事をしてても、かなり気味が悪いですね。
集中しながらもリラックスする。おいしいコーヒーや、ちょっとした甘いものがある喫茶店だからできる環境なのです。
リラックスは大切
運動をやっている人はわかると思いますが、「肩の力を抜く」というのはどのスポーツでも大切です。腰とみぞおちには力を溜めつつ、肩は柔らかく。
すると体はのびのびと動き、最大に力を発揮できる状態になります。
頭も筋肉と同じです。
仕事に必要な部分は猛烈に動きながらも、右脳や左脳の使っていない方は力を抜いておく。そうすると脳はとても集中し、なおかつ広く考えられる状態になります。
実際やってみると、家と喫茶店では集中力がぜんぜん違うことに気づきます。
ガヤガヤした他のお客さんの声も、集中すると意外に聞こえません。それどころか、ちょうど良いBGMにもなります。
し〜んと静まり返った図書館のようなところは、逆にけっこう圧迫感がありますよね。
リラックスと緊張のベストバランスが喫茶店なんです。
効率と集中
効率を追求し、短い時間で激しく頭を使って仕事をこなしていく。
斎藤さんは P24
負荷をかけないと筋力が伸びないのと同様、人間の頭を負荷をかけないと思考力は伸びません。
喫茶店にダラダラいることは逆効果です。
15分、30分と決めてどんどんこなしていくことで、効率を上げながら脳の力を鍛えているんですね。
喫茶店でいろいろカタを付ける
私はあまり喫茶店は行きませんでした。
スタバやコメダ(静岡、愛知で有名なカフェチェーン)をたま~に利用することはありますが、ゆったりするリラックスするというのが目的で、作業や仕事をする場所だとは思っていませんでした。
今回はこの本を読んで、実践のつもりで行ってみました。コメダへ。
さて、斎藤さんに習って片付けたい書類をクリアホルダーに入れます。
一つの仕事をひとつのクリアホルダーへ。
- カフェに入ったらコーヒーを注文。ブレンドコーヒー380円。
- コーヒーを待つ間に一つの仕事を広げ、ゴールを考えます。
- コーヒーが来たらおもむろにストップウォッチをスタート!
なんか集中度が違います。
家だと横のテレビ、手元に積んである本、メールの着信などでついつい手を止められますが、喫茶店ではまったくそんなことがありません。
3日うだうだと考えていた企画が、コーヒー一杯、わずか24分で片付きました!
わお。
ただし、限られた資料のみを持っていくので、喫茶店で新たな情報収集は無理です。リサーチが終わり、最後の判断と仕上げがしたい場合は喫茶店が有効ですね。
他にも
喫茶店の15分を最大に活用するテクニックは他にも多数書かれています。
斎藤さんご自身も、これだけの本を書いているのですから、カフェの効果は高いのでしょう。
必要なのは
- ひと通りの資料
- 筆記具
- ストップウォッチ(これが最重要)
これでずっと止まったままの仕事も片付くかも!?
まとめ
明日死ぬがごとく生きて. 永遠に生きるがごとく学べ
マハトマ・ガンジーの言葉です。
常に高密度の勉強をし、そして誰かの役に立つようにアウトプットしましょう。ガンジーのように、あなたのアウトプットが世界を変えるかもしれません。
コメント
[…] っています。(齋藤孝さんのカフェで仕事をする本を読んでから。) […]