無線LANもようやっとギガビットへ到着です!
こんにちは、LANのスピードには少々うるさい太田アベルです。
関連記事:Mac+Buffaloルーターで無線300Mbpsは可能か?
なかなか規格が定まらなかった新しい無線LAN規格「IEEE802.11ac」がついにデビューです。理論上の最高速は6.93Gbpsと、現状主流の有線LAN(1000Base-T)をはるかに超えるスピードが実現可能です。
気になる最初の製品は?
とはいえ、最初に出てくる商品はドラフト対応の1.3Gbps(1300Mbps)の商品。
無線LAN大手のバッファロー、NECは早くも11ac対応の無線ルーターを発売予定。予想は親機のみで2万円前後。もちろん子機も11acに対応していなければ、1.3Gbpsは実現できません。(11nトリプルアンテナでMac450Mbpsまでぐらい?)
Macは夏ごろの新モデル(?)で11ac搭載がウワサされていますが、もちろん不明。当面Macで11acを使いたい場合は11ac対応のUSBスティックか、無線to有線LANのコンバーターを使うことになります。
バッファロー 11ac対応ルーター | NEC 11ac対応ルーター
Aterm WG1800HP |
1.3Gbpsがフルに出せれば、現状の有線ギガビットLANと同等の速度が出せそうですね。
私のように無線経由でNASを使っている人には朗報です。
パソコン側の準備も必要
LANの速度ばかりに目が行きますが、パソコン側の準備も必要です。
特に問題が出るのは「USB2.0」を使っているパソコン。
1300Mbpsもの速度が出せる11acですが、USB2.0は上限値480Mbpsまで。つまりUSB2.0ではどう工夫してもフルスピードは出せないということになります。
Macでは最近になってようやっとUSB3.0が搭載されつつあります。USB3.0の無線LANスティックを使えば、フルスピードは十分可能です。
USB2.0しかないMacやパソコンは、11acに対応したコンバーターで有線LANに変換し、有線LANポートを使って通信すればOKです。(現状では親機しか発売されていないので、親機2機買いという暴挙が必要)
それぞれの状況ごとに解説図を用意しました。
有線LANもがんばり中
もちろん有線LANも10G、40G、100GBase-Tなどの超高速規格が策定中ですが、ノイズの問題などが多くまだまだ主流には遠そうです。(10GBase-Tは実現されていますが、LANカード1枚で7万円近くするなど、とても個人では買えません)