ちょっと調べる必要があってWindowsのバージョンチェックのプログラムを作っています。
Windowsのバージョン番号を見ていると、どのような経緯をたどってOSの名称が与えられてきたのかわかった楽しいです。
で、今回よくわかったのはWindows8もVistaだったということ。
マイチェンが多い
Windowsはたくさんのバージョンがありますが、実は結構マイチェンが多いんです。
現行のWindows8はバージョン「6.2」
頭の6を「メジャーバージョン」といい、システムが大きく変わると付け替えられます。
小数点以下が「マイナーバージョン」。見た目を変えただけだったり、内部の小さな変更の場合はマイナーバージョンだけが変わります。
そしてVistaが「6.0」、Windows7が「6.1」。
ということはWindows7も8も、コア部分はずっとVistaなんですね。
(Vistaは遅くてだいぶ嫌われましたが・・・あれはSuperFetchの動きが一番問題なんだよね。SuperFetchを切ると意外に速くなる。)
Windows Server
Windowsには企業の基幹システムとして使われる「Windows Server」というシリーズがあります。
最近のWindows Serverは実はコア部分をコンシューマーのWindowsと共用しています。
Windows Server 2008はVista系をサーバーに仕立てたもの、Windows Server 2008 R2はWindows7系をサーバーに仕立てたものです。
2008は6.0、2008 R2は6.1。バージョン番号から判別できます。
サーバーは安定性が何より大切で、バージョンが違うOSを導入することは現場がかなり嫌がります。
そこで「マイチェンですよ」という意味で「2010」などではなく「2008 R2」として、売上を落とさないようにしたのでしょう。(たぶん)
ですがWindows8ベースのWindows Serverは「Windows Server 2012」
2008からだいぶ時間もたっていて、さらにWindows8のModern表示が入ったためバージョンを別番号にしたのでしょう。(サーバーにはModern表示は必要ないと思うんだけど・・・)
使いどころや販売上の理由でどのような名称が与えられてきたのか、こう見るとおもしろいですよね。(僕だけ?)