軽い、薄い、ちょうどいい大きさのSurface 3が登場

 

10インチでAtom x7を搭載する、新しいSurface 3がまもなく発売です!

どんなカテゴリの製品になるのか、ざっくりチェックしてみます。

軽く、薄く、ちょうどいい

すでにSurface 3シリーズは「Pro」が発売されています。こちらはCore i3以上のCPUと12インチの高精細画面を備え、ノートPCをタブレットに移行しよう!というコンセプトでした。(ちなみに6月1日から1万円近く値上げ!)

ただ、12インチはタブレットとしては大きすぎノートとしては小さく、重さも800gと片手で使うには少々重量がありました。さらにCore i5、i7モデルは発熱が多く、本体も熱くなりファンもうるさいとイマイチ割り切れない仕様でした。

 

そして今回のSurface 3です。

ディスプレイは10インチとほどほどの大きさに。重さも641gと片手でも十分支えられる重さ(ずっと持っていられるかというと微妙な線だけど)。薄型キーボード付きカバー Type Cover (265g) を付けても906gと1kgを十分に切っています。

注目は最新CPU Intel Atom x7の搭載。

Atomといえば従来は廉価PCに搭載されることが多い、安価ですがかなり遅いCPUでした。しかし今回のAtom x7は省電力と性能を兼ね備えた、まったく違うシリーズに進化しています。

Atom x7

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新しいAtomシリーズはグレード別に

  • Atom x7
  • Atom x5
  • Atom x3

と3つに分かれます。Coreシリーズ同様、数字が大きいほうが基本性能が高いことを示します。

 

Surface 3に搭載されるのはAtom x7-Z8700。スペックを見てみましょう。

項目 スペック
コア数 4
スレッド数 4
基本クロック 1.6GHz
バーストクロック 2.4GHz
キャッシュ 2MB
命令セット 64bit
シナリオ・デザイン・パワー(SDP) 2W
グラフィックス機能  
グラフィックス Intel HD Graphics
基本クロック 200MHz
バーストクロック 600MHz
実行ユニット 16

 

注目はSDP(シナリオ・デザイン・パワー)とグラフィックス。

SDPは基本となる消費電力を表しますがこれがなんとたったの2W!

デスクトップ用なら35W以上、タブレット用のものは10W前後でしたからこの数値は驚異的!とんでもなく低消費電力なのです。豆電球数個分の電力でCPUを動かそうってんだから驚き。

さらに注目点はグラフィックスの実行ユニット。単位は「基」。16基搭載という意味になります。いままでのAtomでは4基でした。

これが多くなるとどうなるか、という点ですがグラフィックス処理が格段に上がります。いままでが4基だったので単純に比較して4倍の高速で高精度なグラフィックスが楽しめるのです。(もちろん現実は4倍にまでは届かないと思いますが、十分高性能になるはずです)

 

Atom x7の特徴は

  • 超低消費電力
  • グラフィックス大幅強化

とまとめられます。性能アップと消費電力削減というまったく正反対の要望を叶えてしまったCPUなのですね!

ペン付きがいいね!

タブレットは手入力がメインになりますが、細かな画像や文字は指ではかなり書きづらいもの。Surface 3はデジタルペンが標準で付いてきます。これはうれしい。色も4色選べます。

使い勝手も工夫されているようで、ペンで画面をクリックすると白紙のOneNoteがすぐに起動して書き込めるようです。

WTS的まとめ

Surface 3、ひっじょーに悩み中です!使ってみたい気持ちはありますが、本体99,144(128GB/4GBメモリ)+Type Cover 16,934=116,078円。普通のノートPCより少し高い。他のWindows 8タブレットよりはかなり高いです。

悩みどころ。