GPU搭載 Ryzenに新しいファミリ「4000シリーズ」が加わります!
Zen 2コア採用で、GPUを搭載する「APU」タイプ。8月8日 11時から発売予定です。当面はパッケージのないバルク商品となる様子。単品で販売されるかは不明です。 パソコン工房などで単品発売もされています。
発表されるのは3モデル。
ただしモデルナンバーは正式発表されておらず、広くウワサされているものを採用しています。GPU搭載タイプは末尾が「50G」となるようです。
モデル (すべて想定型番) |
コア / スレッド | 動作クロック / ブーストクロック |
GPU | 予想価格 |
---|---|---|---|---|
Ryzen 7 4750G | 8/16 | 3.6GHz / 4.4GHz | Radeon Graphics 8 | 39,980円 |
Ryzen 5 4650G | 6/12 | 3.7GHz / 4.2GHz | Radeon Graphics 7 | 26,980円 |
Ryzen 3 4350G | 4/8 | 3.8GHz / 4.0GHz | Radeon Graphics 6 | 19,980円 |
TDPは全モデル65Wの予定。ソケットはAM4。
また、モデル名は「Pro」が付くものになるかも。(Ryzen 7 Pro 4750G)
追記(2020/08/18):Ryzen Pro 4000シリーズは予定通り発売になりました。ただ、単体で販売している店舗はごく少数です。ほとんどはマザーやUSBボードとのセット販売になります。
A300への適応調査などをこちらに詳しく書きました。
現行ではAPUタイプのRyzenは、Ryzen 5 3400G(4コア/8スレッド)が最大スペックとなりますので、選択肢が一気に増えます。
特に8コア16スレッドとなるRyzen 7が選べるようになったのがうれしい。ノート用Ryzen 9、Ryzen 7でも驚くほどの高性能を出しているだけあって、小型PCでも十分な性能のマシンが組めるはず。
超小型ゲーミングPCの実現に、ワクワクしますね!
DeskMini A300の対応は?
そこで気になるのが、僕も使っている超小型ベアボーン「DeskMini A300」への対応。
DeskMini A300 + Ryzen 5 3400Gで片手サイズの超高性能マシンを作る!【購入~組み立て編】
https://worktoolsmith.com/deskmini-a300-ryzen5-3400g-review-1/]
発売されたらすぐにRyzen 7を積んで遊びたいところですが・・・もしかしたらダメかもしれない。
というのも、今回の3モデルはAMD 500シリーズチップセットが”必須”という話。
DeskMini A300のチップセットは、モデル通りの「A300」。300シリーズの最小スペック版になります。400シリーズならBIOSアップデートで対応する希望がありますが、さすがに2世代離れていたらきびしいでしょう。
ASRockさんから500シリーズのDeskMiniが出るまで待ちとなりそうです。
もしDeskMini A300と同じ大きさで出できたたら、ぜひ乗り換えたい!
ですが、コア数が倍になるので熱の問題もありそう。4000シリーズは省電力とはいえ、さすがに8コアを低温で動かすのはむずかしいでしょうね。
当面は通常マザーで遊びたい人向けになりそう。8月11日の発売を楽しみに待ちましょう!
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