電子書籍が続々と刊行されています。有名どころの雑誌も次々と電子化されて行っており、紙媒体が少なくなりそうです。
電子書籍のフォーマットはいくつかありますが、一番有力なのは「ePub」形式。
今日はそのツールをいくつか試してみたいと思います。
Appleが本腰を入れてきた?「iBooks Author」
iPad、iPhoneで電子書籍界の先頭を走っているApple。
ついに純正のePub編集ソフトを出してきました!
それが「iBooks Author(Appleへリンク)」です。
非常に優れた操作性
Apple製ソフトは操作性良い、これはiTunesやiLifeなどでも十分にわかりますね。
iBooks Authorも例に漏れず使いやすい!です。
文字の色変え、写真の配置、かっこいいレイアウトなど。面倒に感じるところはほとんどありません。
最近増えてきた電子書籍作成ソフトのどれよりも使いやすいと感じました。
しかし販売に縛りあり
このiBooksAuthor、作った本を有料販売する場合「Apple経由でなければ販売できない」という条件があります。
いろいろな評価掲示板やフォーラムでは操作感をほめる人も多いのですが、「うまい話には裏がある」「Appleの囲い込み」「データは作った人の自由にさせるべき」などの意見も多く見られます。
その意見に対しては「あたりまえ」「Apple製のソフトだからしょうがない」「文句があるならほかのソフトを使えば良い」という反対意見もまた多いようです。
DTPの黎明期を思い出します
20年前、DTPが出てきたころにはAdobe+Apple(Mac)が先陣を切り、そしていまでも印刷業界のシステムはAdobe+Appleが大半を占めています。
こんかいの電子書籍戦争も、よりすぐれた作成ソフトをいち早く確立した会社が生き残りそうですね。
売るほう(販売プラットフォーム)ばかりを考えている日本の各企業には、こういう手法も見習ってほしいなと思います。
iBooks Author
iBooks Authorは下記iTunes Storeリンクから。無料です。
コメント
[…] 先日AppleのePub作成ソフト「iBooks Author」を紹介(記事へリンク)しました。非常に優れた操作性で美しいレイアウトの電子書籍を作ることができます。 […]