私は独学でDelphiを学んできましたが、その中で役に立った本を紹介します。
Delphiの本は、出ればほとんどすべて(超大型のAPI本以外)を買ってきましたので、結構本の選択には自信があります(笑)
いまからDelphiを学ぶ人には役に立つと思います。
(これからDelphiを学ぼうとする人はどのくらいいるんだろうか?むしろこっちのほうが心配)
Delphiオブジェクト指向プログラミング (ソフトウェアテクノロジー)
Delphiでプログラムを楽しむなら必ず一度は眼を通しておきたい本です。
私もこの本を読んでオブジェクト指向とポインタの真髄を知ることができました。
ほとんど絵のない本で、しかもわかりづらいポインタや多態性などの概論と実践です。ですが、Delphiの基礎の基礎をすべて得ることができます。この本を読みながらVCLソースを眺めればまさに発見の嵐!!
あらゆるプログラムに応用できるまさに基礎を鍛えるための本です。
MLの巨人(笑)中村さんの著書のひとつです。
コンポーネントの設計、開発に関するあらゆることがわかりやすく収められています。
コンポーネントを開発することはDelphiの設計、Delphi言語の設計、オブジェクト指向などあらゆる技を習得できます。中村さんの深い理解による解説でつまづきやすい部分もなんなくクリアすることができます。
Delphiを少しでも使いこなしたい方には絶対にお勧めしたい一冊。
Delphi Graphic Secrets―Know‐how & Libraries
またしても中村さんの著書のひとつです。
というかここまで内部に精通し、わかりやすく説明(ここ重要!)できる人はほとんど知りません。
この本はWindowsのグラフィック操作に関する全般が解説されています。
Windows95時代の悪しきパレットの習慣から、いまだに存在するプリント時に空白が発生したりするバグの回避方法、さらに踏み込みメタファイル、フォントの正しい表示と位置の割り出しかたなどなど。
私の持っているこの本はすでに付箋とペンで見る影もありません(笑)
すばらしい本です。
Delphiを使う上で役に立つ細かなテクニック集です。
VCL全般の使い方、テクニックが網羅されています。各コンポーネントに関してはプロパティの説明、イベントなど発生条件とその受け取り方まで分かりやすくまとめられており、リファレンスとして使えるボリュームです。
説明書のような感じで手元においておきたい一冊。
Delphi6プログラミングテクニック裏技180選+新機能20選
裏技とは書いてありますが、作業を短縮したり、通常では使い方がよくわからない機能などを主に解説しています。
また一工夫することで実現できる機能の説明なども多く入っています。
ただ、やはり説明がDelphi6となりますので、今となっては古さは否めません。
XE2まで来れば標準で含まれている機能も多いため、この本を見ながら進むと回り道をする場合もあります。