NASメーカーのSynologyが、エンタープライズクラスの耐久性と応答性を備えた、純正ハードディスク「HAT5300」シリーズを発売しました。
容量は8TB、12TB、16TBの3種類。(2020/2/2現在)
フォームファクタは3.5インチ、接続はSATA 6Gb/sです。すべて7200rpmの回転数となっており、8TBと12TBは256MiBのバッファ、16TBは512MiBの大容量バッファを備えています。
それにより最大持続データ転送速度は230~262MiB/sと、100~150MiB/sが標準的となるコンシューマーHDDと比べ、大幅な速度改善が期待できます。
もちろん24時間/365日稼働するNAS用とあり、エンタープライズクラスの高耐久性、高信頼性を備えます。 550TBの年間転送量に対し、なんと保証は5年!耐久性への自信が読み取れます。
価格検討
Amazon、NTT-Xなどですでにリストアップされていますが、8TBは35,000円前後、12TBは49,000円前後となっています。(ただし初値のため、これから下がる可能性は高いです)
対抗となりそうなウェスタン・デジタルのNAS用HDD WD RED Plusは、8TBの価格は24,000円、12TBの価格は約38,000円と割安。安いといってもこちらも5年保証があり、最大転送速度も240MiB/sと性能的に大差がつくとは考えにくい。
現状では、「純正の安心」を選びコストをかけるか、コスト優先でWE REDを選ぶか、という検討になるでしょう。
ただ気をつけたいのは、最近のWD RED Proはどうも不良率が高そうなところ。Amazonのレビューを見てみると数週間、数ヶ月で故障というレビューも多く、気になります。
私も会社で4TBを8本新規投入したため、また継続レビューをしていこうと思います。現在2ヶ月経過で8本とも不良はありません。
こういう事象があると、HAT5300のようなHDDを「安全策」として考えたくなりますね。
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