DelphiのGetItでインストールに失敗した場合に強制削除する

どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。

DelphiのGetItパッケージマネージャでインストールに失敗した場合、アンインストール不能になることがたまにあります。

例えばJCLとJVCLをインストールしようとして、JCLのインストーラが裏で動いているうちにJVCLをインストールしてしまうと、「JCLがない」とエラーが出て終了します。

しかしJVCLはインストール状態となってしまいますが、実際のexeは全くないのでアンインストール不能になります。

レジストリを強制削除

その場合はレジストリを強制削除します。

HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Embarcadero\BDS\{バージョン}\CatalogRepository\

の下に、「Elements」というディレクトリがあり、インストールしたコンポーネント情報が収まっています。

コンポーネントごとの名前がついていますので、項目を丸ごと削除すれば、インストール自体を「なかったこと」にできます。

2019-02-20_18h07_30.jpg

 

削除すると「インストール」の表示に変わった。

2019-02-20_18h09_53

ただし、動いているコンポーネントの情報を誤って削除したり、削除したことでほかに影響が出る可能性もあります。削除前には必ず項目をエクスポートして、不測の事態に備えてください。

当然のことながらこの作業による損害は一切保証はできません。くれぐれも自己責任で。

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