デジタルイラスト描きでは「夢のタブレット」とされている、ワコムの液晶タブレット。
従来はCintiqシリーズしかなく、価格は安くても6万円。大判の23インチクラスなら20万超えとなっていて、プロか本気のガチ勢しか手が出ませんでした。
ですが、ついに手ごろな液タブが登場です!
本日1月7日から公式サイトで予約開始、1月13日発売となる「Wacom One」は、42,900円(税込)というCintiqより一段低い価格に抑えられています。(公式サイトなら手袋など購入特典もある!!)
公式コメントには、
これからデジタル制作をはじめたい方にもぴったりの液晶ペンタブレットです。
と書かれており、初心者やアマチュアでも手軽に液タブを体験してほしい、という願いが込められています。
液晶タブレットは描きやすい!
ペンタブレットと違い画面に直接書き込める液晶タブレットは、描きやすさが全く違います。
もちろんタブレットのエンジンは、業界のデファクトスタンダードWACOM製。ペンと画面の視差、傾き検知、強弱の検知には定評があります。
安くてもホンモノの使い勝手を味わうことができます。
読み取り範囲は297 x 166mmとなっていて、やや細長いA4サイズ。重さは約1kg。手軽に持ち運べる大きさになっています。
イラスト制作はもちろん、手書きの資料作成、ワードやパワーポイントへの手書き注釈などなど、何にでも使えます。
スペック
公式サイトからスペックを転載します。
安いながらも 4096レベルの筆圧感知、±60レベルの傾き検知、IPS液晶でFULL HD解像度と、必要十分な性能。中級者まで満足できそうです。
| 型番 | DTC133W0D | |
|---|---|---|
| 液晶パネル*1 | 表示サイズ / アスペクト比 | 13.3型 / 16:9 |
| 最大表示解像度 | フルHD (1920 x 1080ドット) | |
| 液晶方式 | IPS方式 | |
| 画素ピッチ | 0.1533 x 0.1533 mm | |
| 最大表示色 | 1677万色 (8bit) | |
| 応答速度 | 26ms (標準値) | |
| 最大輝度 | 200 cd/m2 | |
| コントラスト比 | 1000:1 (標準値) | |
| 視野角 | 水平170°/垂直170°(標準値) | |
| 色域 | NTSC カバー率(CIE1931) 72%(標準値) | |
| ペン入力 | 読取方式 | 電磁誘導方式 |
| 読取分解能 | 最高0.01 mm | |
| 読取可能高さ | 11 mm | |
| 傾き検出レベル | ±60レベル | |
| 筆圧レベル *2 | 4096レベル | |
| タッチ入力 | x | |
| PC/Mac接続 | HDMIポート、USB-Aポート | |
| 電源 | 電源供給方式 | 専用ACアダプタ(AC100〜240V, 50/60Hz) |
| ACアダプタ出力 | 5 VDC,2A | |
| 消費電力 | 10W以下(最大)、0.5W(スリープモード、オフモード) | |
| 保管環境 | 温度 -10~60°C、湿度 30~90%(相対湿度、結露がないこと) (温度60°Cでは最大保管湿度は30%、湿度90%では最大保管温度は45°C) |
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| 使用環境 | 5°~40°、湿度30°~80°(結露なきこと) | |
| その他機能 | エクスプレスキー | × (ExpressKey Remote(別売)で利用可能) |
| リングキー | × (ExpressKey Remote(別売)で利用可能) | |
| プレジションモード | ○ (ペンサイドスイッチ) | |
| ラジアルメニュー | ○ (ペンサイドスイッチ) | |
| マッピング画面切り替え | ○ (ペンサイドスイッチ) | |
| オンスクリーンコントロール | ○ (ペンサイドスイッチ) | |
| スタンド | 折りたたみスタンド (3°、19°) | |
| 外形寸法(W×D×H) | 357 x 225 x 14.6 mm | |
| 質量 | 1.0 kg | |
| 対応システム |
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| 構成 |
*Wacom Oneの替え芯は専用品です。Wacom Pro Pen 2の替え芯は利用できませんので、ご注意ください。 |
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| オプション製品(別売) |
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一部Androidにも対応
従来はWindowsもしくはMacのみからしか使えませんでした。
そのためパソコンがない人は、まずパソコンから購入しなければならないので、さらにお金がかかってしまいました。
しかし今回のWACOM Oneは、一部のAndroidスマホにも対応。
公式サイトの対応表によると、現在は以下の機種に対応。
- Huawei, Mate 20 Pro
- Samsung, Galaxy S8 * / **
- Samsung, Galaxy S10+ * / **
- Samsung, Galaxy Note 9 * / **
- Samsung, Galaxy Note 8 * / **
- Samsung, Galaxy Note 10+ * / **
- Samsung, Galaxy Note 10 * / **
- Huawei, P30
- Huawei, P20 Pro
- Huawei, Mate 30 Pro
例えばHuawei Mate 20 Proを持っているなら、パソコンを買わなくても液タブが使えるんです!
また、パソコンが苦手、使い方がわからないという人も、スマホなら使えるはず。アプリもストアからカンタンに入れられます。
むずかしい設定やソフトのインストール作業をせずに、すぐに使えるのも魅力ですね。
しっかりと初心者に向き合った液タブ
たんにCintiqから機能を削っただけの機種ではなく、初心者が必要とするものをしっかりと盛り込んだ上で、サイズを小さくしたりしてコストダウンしている、そんな製品です。
発売が楽しみですね!
![WorkToolSmith [ワークツールスミス]](https://worktoolsmith.com/wp/wp-content/uploads/2014/11/d30716bfc62ca82b12c303b90f356916.png)







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