新しいMacBook Airを買った目的の一つに「USB3.0」の搭載があります。
USB3.0とはUSB(ユーエスビー)コネクタの最新型。最も大きく変わるのは速度です。
USB3.0の最大速度は5Gbps。USB2.0の最高速度の10倍以上です。
まあ理論上の最高速度なんてあんまり意味がありませんから、実際に計測してみました。
計測ソフトの紹介
さて、では実測してみましょう。
計測に使用するのは「BlackMagic Disk Speed Test」
非常に簡単にディスクの速度を測ってくれます。
計測する機種は MacBook Air (Mid2012) です。(ちなみに2012年以前のMacにはUSB3.0は搭載されておりませんのでご注意を)
USB2.0 16GBメモリ グリーンハウス PicoDrive DUAL (GH-UFD16GD)
USB2.0メモリは高速書き込みが気に入っているグリーンハウスの「PicoDrive DUAL」(ピコドライブ デュアル)
(同タイプは販売終了 Amazonではさらに速い後継機種のGH-UFD16GDPが2,500円前後)
すでに3〜4年使っています。毎日持ち歩いていますが大きなエラーは経験していません。
ピコドライブデュアルは複数チップを内蔵していて内部で分散読み書きをすることで高速な動作を実現しています。
では計測してみましょう。
うん、速いですね。
書き込み19.8Mバイト/秒、読み込み32Mバイト/秒が最高値付近です。
USB2.0規格の限界近くの速度では無いでしょうか?優秀です。
USB3.0 シリコンパワー Blaze 10 8GB
フラッシュメモリ業界では「安くて大容量」が有名なシリコンパワー。
USB3.0に対応した高速メモリ「Blaze B10」をテスト。最新のUSB3.0にも関わらず最小容量の8GBは1,200円前後と大変安いのもうれしい。
では計測です。
おおっ!速い!!
書き込みはPicoDriveと大差ありません。いや、むしろピコドライブには少々負けていますがこれは「ピコドライブが優秀」というべきでしょう。(値段も倍ですし・・・)
しかし読み込みは一段速いです。最高リード速度56Mバイト/秒もたたき出します。平均読み込み速度はおよそ51Mバイト/秒。
この速度はUSB2.0では絶対に得られない数値です。USB3.0の進化が見られます。
まとめ
USB3.0はまだまだ日が浅い技術ですが、このようなフラッシュメモリではすでに十分役立ちそうな感じです。
これからさらに速いメモリも登場するでしょう。
とはいえ、現状の技術では書き込みはそんなに速くならないようです。なので読み書きが多い用途では今のところ速いUSB2.0メモリと3.0メモリでは大差が出ないでしょう。
読み込みばかりが多い使い方、例えばUSBメモリにOSを入れておき多数のPCに展開する場合などはだいぶ効率が上がるでしょう。(ただしインストールするクライアント機にUSB3.0が付いていることが前提です)
USB2.0、3.0メモリでは価格帯も接近してきています。
これから買うならUSB3.0対応メモリを買うべきでしょう。
余談
ちなみに余談ですが、上記のBlaze10は本体の模様が特殊な印刷をされており、温度によって青から赤へ色が変わります。
しかしこの原稿を書いているのは真夏。ずっと色が赤いままです(笑)
微妙にツッコミどころがありますねこれ。
コメント
ほかのUSBメモリも計測してみたいですね。