仮想化ソフトの性格がはっきり出た「エクスペリエンス・インデックス」
WIndows Vistaからは「エクスペリエンス・インデックス」というWindows標準のパソコン評価機能があります。
これは何かというと、1.0〜7.9までのスコアで、コンピューターのCPU速度、グラフィック速度、HDD速度、メモリの性能を計測できます。つまりWindowsが動かされているパソコンを総合テストしてくれるというわけです。
1.0が最低点(動作は可能だが遅い、もしくは満足に動かない)、7.9が最高(オーバースペックなほど速い)となります。4.0前後の能力があれば、通常使用には問題ありません。
エクスペリエンスインデックスをとってみた
それぞれの仮想化環境で計測してみると非常に興味深い結果が出ました。
まずはそれぞれの結果から見ていただきます。
VMware Fusion
Parallels
Virtual Box
FusionとParallelsが、その性格を顕著に反映しています。
VMware Fusion 5 | Parallels 8 | VirtualBox | |
プロセッサ | 4.6 | 4.5 | 4.5 |
メモリ(RAM) | 4.5 | 4.5 | 4.5 |
グラフィックス | 5.9 | 5.7 | 1.9 |
ゲーム用グラフィックス | 4.7 | 4.9 | 1.0 |
ハードディスク | 7.0 | 6.9 | 6.2 |
(上回っている部分は赤文字)
この比較からわかることは、
VMware Fusion
ゲームグラフィックス性能はある程度でガマンし、
そのかわりシステム全体のパフォーマンスを高めている。
Parallels
ゲームグラフィックス性能を最も重視し、高めている。
システム全体のパフォーマンスよりもグラフィック性能重視。
と考えることができます。その結果は3DMarkでもわかります。どちらを重視するのか、ユーザーの使用方法によるでしょう。
そして・・・なんとなく想像はできましたがVirtualBoxのグラフィックスコア。1.0というのがちょっとさみしいですね!何度計測し直しても1.0でした。ゲームやグラフィック系ソフトを使う場合はVirtual Boxはまだまだキビシそうです。(がんばって!)
コメント
[…] VMware FusionとParallelsの比較をした記事はこちらをご覧ください。 […]
[…] Mac仮想化ソフト比較 […]
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[…] Mac仮想化ソフト比較 […]
ちょうどマックの仮想化ソフトを調べていました。とても興味深い記事でした。VMWare Fusion,試してみます!
nanceeeさん
コメントありがとうございます!
VMware Fusionは非常に安定していて使いやすいと思いますよ。
設定で困ったり、使い方がわからないときは
いつでもコメントしてください。
たけたけさん
コメントありがとうございます。
シームレス(ユニティモード)と、ウィンドウモードのどちらが良いか、というご質問ですね?
私の使い方としてはウィンドウモード(分離モード)をほとんどの場合使っています。
ユニティモードを使ってみると分かりますが、いまいちMac側を使っているのかWindows側を使っているのか分かりにくいです。
(まあ、分かりにくいことがシームレスとも言えるのですが)
特にMacとWindows両方に存在するアプリ(Google Chromeなど)を両方で立ち上げるとそっくりでわけがわからなくなります(笑)
どういう使い方をしているかでかなり差があると感じます。
お使いのソフトによると思いますが、多分ウィンドウモードのほうが最初は使いやすいと思います。
慣れてきたらユニティモードを試してみてはいかがでしょうか?
すぐに切り替えはできますし。