ゲーミングノート、ゲーミングデスクトップはたくさん発売されていますが、ありそうでなかったのが「一体型ゲーミングマシン」。
マウスコンピューターから発売されたNEXTGEAR-ONE io500は見逃されていたジャンルに挑戦する一台です。
実はけっこう欲しい人が多いんじゃないかな、これ。
一体型パソコン
一体型パソコンはずっと「パソコンに詳しくない人が買う」というジャンルだと思われてきました。実際僕はそう思い込んでいました。
箱から出して電源をつなぐだけで使え、設置もラクですから。
ノートとデスクトップは、
- ゲーミングノートは部屋が狭い僕のような人が買うジャンル(笑)
- ゲーミングデスクトップは買った後も改造をガンガン加えたい人が買うジャンル
となんとなく分類していました。
今回マウスコンピューター G-TUNEから発売されたNEXTGEAR-ONE io500はタワー型ゲーミングマシンに匹敵するスペックを、わずか33mmのボディに詰め込んでいます!
外観とスペック
直線でまとめたシャープですっきりとしたパッケージング。液晶TVのような雰囲気です。家族が集まる居間に置いたとしても、まったく違和感がありません。
ぱっと見てこれを「ゲームマシンだ!」と言う人はまずいないでしょう。いるとしたら知ってて言ってる確信犯です。
シンプルな外観からは想像もできないほど中身はすごい。「ゲーミング」と名乗るのにふさわしいスペックです。
- 全機i7-4700HQ以上
- GeForce GTX860M(2GB)
- メモリ4GB以上
- 23.6インチFULL HDグレアディスプレイ
- ディスプレイはタッチパネル (ブロンズカスタム以上)
文句なしのゲーミングフルスペック。”能ある鷹は爪を隠す”を体現しています。一体型パソコンの常識を変えますね。
最廉価モデルと最上位モデルのスペックを見てみましょう。
価格 ¥119,800から
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows 8.1 Update 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-4700HQ プロセッサー (4コア/2.40GHz/TB時最大3.40GHz/6MB スマートキャッシュ/HT対応) |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce® GTX860M(2GB) |
メモリ | 4GB PC3-12800 (4GB×1) |
ハードディスク | 320GB SerialATAII 5400rpm |
チップセット | インテル® HM87 Express |
カードリーダー | マルチカードリーダー |
ディスプレイ | 23.6型 フルHDノングレア液晶(1,920×1,080/ LEDバックライト) |
無線LAN | インテル® Dual Band Wireless-AC 3160 (IEEE802.11 ac/a/b/g/n)・ |
BlueTooth | Bluetooth® V4.0 + LE 準拠モジュール |
LAN | Killer™ E2200 (ゲーマー向けに最適化された高速LANを標準搭載) |
価格 ¥279,800から
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows 8.1 Update 64ビット |
CPU | インテル® Core™ i7-4700HQ プロセッサー (4コア/2.40GHz/TB時最大3.40GHz/6MB スマートキャッシュ/HT対応) |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce® GTX860M(2GB) |
メモリ | 16GB PC3-12800 (8GB×2/ デュアルチャネル) |
SSD | 【RAID 0】 2TB (ストライピング) 500GB mSATA SSD Samsung 840EVO シリーズ ×3 500GB SAMSUNG 840 EVO シリーズ Serial ATAIII ×1 |
チップセット | インテル® HM87 Express |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
カードリーダー | マルチカードリーダー |
ディスプレイ | 23.6型 フルHDグレア液晶 (10点対応マルチタッチパネル ※Windows® 7 モデルは2点対応/ 1,920×1,080/ LEDバックライト) |
無線LAN | インテル® Dual Band Wireless-AC 3160 (IEEE802.11 ac/a/b/g/n)・ |
BlueTooth | Bluetooth® V4.0 + LE 準拠モジュール |
LAN | Killer™ E2200 (ゲーマー向けに最適化された高速LANを標準搭載) |
それぞれのモデルで大きく違うのはストレージ。
ブロンズモデルはHDDが1台のみとなりますが、ゴールド以上のクラスではすべて複数ドライブでRAIDを組んであり、プラチナカスタムモデルともなれば1TB SSD 4台をRAID 0構成ってどんだけやねん!
なぜか関西弁になってしまいましたが、タワー型でもなかなか見ないようなハンパない速度です。
全機GTX 860M
GeForce GTX 860Mを全機搭載しているのも注目です。
一体型は排熱がネックになります。熱量を考えるとGT750M、GT840Mあたりを選びがちな部分ですが、ここはG-TUNE。きっちりGTXを積んできています。
GTX 860Mの実力はというと、
ベンチマーク | ポイント |
---|---|
3DMark (2013 Ice Storm Extreme) | 137981 |
3DMark (2013 Cloud Gate) | 28019 |
3DMark (2013 FireStrike) | 3936 |
3DMark 11 | 20490 |
3DMark Vantage | 18339 |
Crysis 3 | 19.05fps |
BioShock Infinite | 42.5fps |
重量級ゲームも十分に遊べるスペックです。BioShockが平均42.5fpsって、なかなか見ないような数値。
箱から出して電源をつなぐだけで、すぐに大画面でこのパワーを味わえるんですからうれしいですね!初めてのゲーミングマシンとして良い選択肢です。
(数値はgpuboss、NoteBookCheckを参照しています)
さらに便利なHDMI入力ポート
NEXTGEAR-ONE io500はゲームマシンとしての使い方だけではなく、大型ディスプレイとしての使い方もできます。
全機HDMI の入力・出力端子を装備しており、
- サブディスプレイを追加してより広大なデスクトップ環境を構築
- 家庭用ゲーム機やスマートフォン、ブルーレイレコーダー等の周辺機器の映像を映す事
が可能なのです。
HDMIだけでなく他のポートも充実しており、
- USB 3.0 ポートを 3 つ、 USB 2.0 ポートを 2 つ、合計 5 ポート
- ギガビット LAN
- ヘッドフォン/マイク
- マルチカードリーダー
も装備。
1台でPCゲームからコンソールゲーム機、ブルーレイ、ビデオ映写をすべてこなす事ができてしまいます。
WTS的まとめ
ありそうでなかった一体型の本格ゲーミングマシンという発想。
以前はマニアだけが楽しめた重量級ゲームでも、ここまで手軽に遊べる時代になりました。もちろん基本機能も十分に高いので、あらゆる作業が快適です。
GTX860Mの力で動画編集などの業務でも使えるでしょう。
- 部屋が狭いけど、大画面でフルスペックゲームを遊びたい!
- 見た目にもオシャレなゲームマシンがほしい!
- イカツいゲームマシンは家族にイヤミを言われる!(笑)
そんな時はNEXTGEAR-ONE io500を検討してみてください。
NEXTGEAR-ONE io500公式サイトはここをクリック
いやいや、イカツくなければゲーミングPCではないでしょ!という人はDELLのAlienwareなどをどうぞ。トゲトゲしい筐体が激しく光る上に変形します(Aurora ALX)。