マイクロソフトが、タブレットPCとノートPCのシリーズ「Surface」の新機種を一気に発表しました!
発表されたのはSurface Pro X / Surface Pro 7 / Surface Laptop 3の3シリーズ。
Surface Pro 7
Surface Pro 7は見た目はあまりPro 6と変わらず、中身が進化。
待望のUSB Type-Cが搭載され、最新のIntel 第10世代CPUを搭載し、高性能化と省電力化が押し進められました。
USB Type-A、Surface Connectは従来通り搭載されているので、単純にType-Cポートが一つ増えたということですね。拡張性ではiPad Proのはるかに上を行きます。
また遠距離用に強化されたデュアル マイクに刷新され、ビデオ会議がより話しやすくなるということです。
価格はCore i3 / 4GBメモリ / 128GBストレージ の109,780円から。ほかにもCore i5、Core i7、メモリやストレージ量を選択可能です。本体カラーはプラチナもしくはブラック。
タイプカバーは公式ストアではレッドのような新カラーが見えますが、執筆時点(10月3日)ではまだブラックのみで、他のカラーは選択できませんでした。これからラインナップされていくようです。
Surface Pro 7はすでに予約受付を開始しています。発売は2019年10月22日から。
Surface Pro X
今回特に衝撃的だったのは、まったく新シリーズの「Surface Pro X」。
CPUがいままでのIntel系ではなく、完全新型のSnapdragon ベースのマイクロソフト製プロセッサ 「SQ1」採用。Snapdragon に独自のAIプロセッサ、カスタムGPUを搭載しています。
昨年からARMベースのWindowsの存在がチラチラと出ていましたが、ついに新商品として出てきましたね!
この路線はAppleのAシリーズCPU(A12、A13など)と同じ方向と言えそうです。CPUからOSまで統一して仕上げることで、さらに完成度を上げようという考えでしょう。
とはいえ動くのはWindows。iPad OSのように、完全に特化されたOSではない(と思われる)ので、全体的な動きは気になります。
バッテリーや画面表示の部分はいいとして、Windowsそのものの遅さはどうなのか、既存アプリ(OfficeやAdobe Photoshopなど)はどこまで動くのか、もしくは動かないものがあるのか、調べることは多そうです。
Surface Pro 7より大きな13インチディスプレイ(2880 x 1920)を採用しながらも、大きさは12インチに収まるという超狭額ベゼル。厚さ5.3mm、重量は約760g。
さらにストレージとなるNVMe SSDが交換可能(!?)になるようです。ホントに!?
現在日本のストアにはまだ上がっておらず、米国価格は$999。
Surface Laptop 3
分離できない完全クラムシェル型ノートPC「Surface Laptop 3」。
こちらもSurface Laptop 2と比べて見た目はほぼ変わらず、正統進化という感じです。
ただ、Surfaceのチャームポイントでもあったパームレスト部のアルカンターラ(人工皮革素材)は特定カラーのみとなりました。
ゴールドのような「サンドストーン」「ブラック」はパームレスト部は金属、「コバルトブルー」はアルカンターラとなります。ただ、「プラチナ」のみアルカンターラタイプ、金属タイプの両方が選べます。
アルカンターラはかなりこまめに掃除しないと、どうしても手汗で汚れて変色してくることもあり、賛否両論でした。今回のメタルタイプは汚れに対しては強そうです。
CPUにも変化がありました。
といってもPro Xのような劇的変化ではありませんが、こちらは従来のIntelのCore以外に、AMDのRyzen Aシリーズが搭載されます。
最近のAMD Ryzenは低価格・高パフォーマンスでかなりの支持率。独壇場だったIntelのシェアを奪い取っています。また、Intel Core 9thシリーズと比べると、グラフィック性能が少し高いのも魅力です。
製品選択にはIntel Coreシリーズ以外に、「A9」「A11」といった名前で、Ryzenシリーズの選択が出ています。AMDがまさかSurfaceに搭載される日がこようとは、信じられないですね。(失礼)
CPUは13インチがIntelシリーズ、15インチがRyzenシリーズとなっていました。
13インチ、15インチはともに161,480円から。サイズが違うのに同じ値段でスタートなのも不思議。
Surface Laptop 3はすでに予約受付を開始しています。発売は2019年10月23日から。
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