ついにSteam Machineが来るぞ！巨大コンテンツを持つコンソール機がまもなく上陸

Steam(スティーム/スチーム)という会社をご存知ですか？

パソコンゲームやPS3を遊んでいるなら見たことがあるかもしれません。特に海外ゲームを遊ぶ人なら使っている人も多いでしょう。

Steamは専用のサイトから、お金を払ってゲームをダウンロードできるようにするシステムを提供する会社。（Steamのサイトはこちら）

例えば当サイトでもベンチマークでよく使っている「3DMark」というソフトは、Steamに登録されています。Steamで3DMarkに課金するとダウンロードできるようになり、専用画面からパソコンにインストールすれば使えます。

要はゲームやアプリをオンライン販売している会社ですね。

ゲームは無料のものから数千円のものまで、ものすごい数が登録されています。かくいう僕もSteamには年間数万円使っていて、忙しいのにゲームを買いまくってはほぼすべて眠らせているというシャレにならない積みゲー職人と化しています。

だってセール中で50% OFFとか言われたら買うしかないじゃん！いつか(老後?)プレイするかもしれないじゃん！（真性無駄づかい）

現状はパソコンがないとほとんどゲームが遊べないSteamですが、より手軽に家庭用テレビで楽しめるようにしようとするのが「Steam Machine(スティームマシーン)構想」です。

Steam Machine

Steam MachineはPS4、XBox、Wiiなどと同じようにテレビに接続して使用する、いわゆるコンソール機です。スイッチひとつでメイン画面が立ち上がり、購入したゲームをプレイできます。

ただ、ゲーム購入はゲームショップやおもちゃ店ではなく完全にオンラインになるのが違う点でしょう。つまり販売コストが低く、ゲームもその分安くなります。

位置づけは普通の家庭用ゲーム機ですが、すごいのはコンテンツ数。ゲームの数です。

Steam自体はもう何年もゲーム販売をしているため、現状すでに数千本のゲームが登録されています。

PS4やXBoxなどは本体が発売されてからじょじょにソフトが増えていきますが、Steam Machineの場合は発売と同時に数千のゲームが遊べてしまうのです！そして毎日何本も追加されていきます。

さらに、何万人もの全世界のゲーマーたちが評価、プレイしているのでゲームの質もハンパない高さ。「Steam ベストゲーム」といえば99%おもしろい！と断言できるほどのクオリティなのです。

Steam Machineは去年からだんだんと公開されてきたマシン。

それが本日、ついにAmazonで予約が始まったのです！

Steam Machineは単一の会社ではなく、いろいろな会社から発売されます。今回予約が始まったのはデル製。名前はALIENWARE Alpha。ゲーミングパソコンで有名なAlienwareの名前をつけてきました。

ただ、OSはSteam製のOS「Steam OS」ではなく、Windows8.1を搭載するようです。

“本当の”Steam MachineにはSteam OSが搭載されるべきなので、今回のマシンはSteam Machineではない(デルもSteam Machineとは言っていない)のが残念ですが、Steam OSの完成が遅れているのでしかたがないところでしょう。

でもデルのALIENWARE Alphaのページを見るとアドレスが「http://www.dell.com/us/p/alienware-alpha-steam-machine/pd」となっていて、やはりSteam Machineを目指しているものだとわかります。

デルは9月18日から開催の東京ゲームショウ 2014に、「独自の次世代コンソールゲーム機」としてALIENWARE Alphaを展示するようです。

Alienware発表記念として、デルは東京ゲームショウ2014 一般公開日入場券のプレゼントを行っています。(200人の抽選)

日本の価格はまだ公開されていませんが、米デルサイトでは

となっています。日本円では

ぐらいとなるでしょうか。ちょっとPS4やXBox Oneとくらべると割高な感じを受けますね。他社のSteam Machineが発売されたり、数が売れれば下がってくるとは思います。

計画中のSteam Machineがどんどん発売されれば、Steamがより勢力を広げてくるでしょうね！PS4やXBox Oneとの勢力争いがどうなるか、これから見どころです。