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2014年からインターネットにおけるブログの立場がさらに変わるだろうな、とか考えている太田アベル(@LandscapeSketch)ですこんにちは。
たまにはむずかしいこと言ってみたいじゃないですか。頭よさそうに見えるんで。
わかったブログで「ブログとソーシャルの補完関係が、いよいよネットの主役になってきた」という記事が書かれていたので触発されて考えてみました。
本当のSEOってなんだ
SEO(サーチエンジン最適化)とは、Googleなどのサーチエンジンで上位表示させるにはどうすればいいか?という技術を体系化したものです。
タイトルにキーワードを混ぜるとか、画像にAlt属性をつけるとか、HTMLの構造をキレイにするとか、まあいろいろ言われています。
言われているのですが、実際「これをやれば100%トップ表示です!」というテクニックは存在しません。すべてはサーチエンジンの意志ひとつなのです。
価値のある情報
”サーチエンジンの意志”とは、混沌としたWebの海から「価値のある情報のみ」を選別すること。
現在Webには何百億ページものWebページが存在していますが、その中から本当に役に立つ、価値のある情報のみを選別することがサーチエンジンのミッションです。
ごった煮のような情報の海から役に立つページを選別するために、2012年ごろまではリンクが非常に重視されていました。
役に立つページ (A) → リンクされたページ (B)という状態があった場合、「(A)は確実に役に立つ。だからページ(B)もきっと役に立つページであろう」とサーチエンジンは判断していました。結果、ページBが上位に表示されます。
これを逆手に取って、
すごく役に立つサイトを作成 (A) → 順位を上げたいテキトーなページ (B) → さらにテキトーなページ (C) → さらに・・・という構造を作り上げれば、テキトーなページ(B)(C)の順位が上がっていく状態も作れました。
その逆のパターンもあり、多数のテキトーなページから1つのページにリンクを張ると、サーチエンジンは「たくさんのページからリンクが張られている!きっと重要に違いない!」と判断して中心の1つのサイト(A)が上位に表示されたりもしました。
わかったブログでも書かれていますが、いわゆる「自作自演リンク」です。A〜Zまで全部自分一人でやるわけですね。
人間の行動そのものを判断し始めた
そんな自作自演リンクを断ち切ろうと、Googleはいままでたくさんの対策を打ってきました。ペンギンアップデートとか呼ばれる順位付けの大変更、自分でリンクを張ったらrel=“nofollow”を付けてね、というルール作りまで。 かなりの仕様変更が起こりました。
しかしこのおかげで良いページが見つからなくなったりと弊害も起こりました。
もうリンクだけでは判断できないのは明白でした。
そこにタイムリーに出てきたのがツイッターやFacebook。
おもしろい、役に立つ情報は共有される
役に立たないページはだれも共有しないとっても分かりやすい!
ソーシャルネットワークにはまさに人間の実際の行動という真実が現れたのです。
共有されるためになにをすればいい?
最近の検索結果は、確実にソーシャルネットワークに左右されます。
とにかく共有されるように書くことが重要。
でも「共有されよう」と一口で言っても、なかなか狙ってできるものではありません。自分では役に立つと思って書いていてもぜ〜んぜん誰も何も言ってくれないことがほとんどです。(このサイトの場合ですけど)
ということは、今後おもしろいこと、興味深いことが出せない人は居場所が無くなる!
本当に実力がモノを言う時代に入ると思います。
とてもいい時代。ですがとてもきびしい時代の到来です。WTS的まとめ
ネタフルのコグレさんの「プロブロガー本」にも、基本は毎日書き続けることとあります。
毎日書き続けると、ポンっと共有の連鎖が生まれることがあります。
あ、こういうのが求められているんだ、読んでくれているんだと初めて分かります。なんでも最初は数稽古。
狙わずにとにかく書くことも大切だと感じています。
100/365: “100 bottles of beer on the wall…” Photo by benjaminasmith
プロブロガー本には共有されるためのテクニックやヒントがたくさん書かれているので、ブログを書いていたら読んでみるといいと思います。
でも基本は数。
コツコツとバットを振った数だけ気づきがあります。