MacでWindowsを使っている方には重要な変更が発表されました。
VMware FusionやParallelsはMacのBootcamp上にインストールされたWindowsを読み込み、それぞれの仮想環境内で使用することができます。
(以下VMware Fusion、Parallelsをまとめて仮想環境とします)
実はこの状態でのライセンスはいままであいまいで、
- Bootcampと仮想環境で1つのライセンスで良い(共用OK)
- それぞれ1本ずつライセンスが必要だ(共用不可)
と、2種類の見解がありました。しかし当のマイクロソフトにはどこにも明記がなく、切り替えて使っているとライセンスの認証が何度も表示されるなど混乱もありました。
そして今回、Microsoftはこのライセンスを明確に規定しました。
(2013年1月より施行)
詳細ページはこちら > https://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/learn-more/brief-server-virtual-environments.aspx
BootCampと仮想環境を使用する場合は上記ページの「ケース3 物理パーティションを分割しかつ仮想環境を利用する場合」にあたります。
結論として、「Bootcamp、仮想環境でそれぞれ1本ずつライセンスが必要」と決定になります。
ユーザーとしてはBootcamp、仮想環境で一つのWindowsを使っている感覚ですが、ライセンスは別々となります。
次に図としてまとめてみました。
BootCampとWindowsライセンス
ライセンスをわかりやすく図にしました。
現在はBootcamp&仮想環境で問題なく動いているWindowsでも、2013年1月からは動かせなくなる可能性があります。
その場合、同じバージョンのWindowsをもう一本買い足す必要がありますね。(Windows7 HomeならWindows7 Homeをもう一本、Windows8ならWindows8をもう一本買い足す必要があります)
ただ、Bootcamp / 仮想環境のどちらかを消去し1つにすれば、ライセンスの問題はありません。
大きな変更となりますのでご注意を。