先日紹介したGALLERIA UL7C-AA2はIntel Arcというグラフィックカード(グラボ)を搭載したマシンです。
まだまだ知名度は低いIntel Arcですが、かなりの値下げを行った結果、手ごろで高性能なモデルとして認識され始めています。
そんなGALLERIAは実際オトクなのか?という話です。
弱点だったドライバの熟成は進んでいる
Intel Arcが出た初期の頃は、「ドライバのバグが多い」という話がよく出ていました。
- ゲームがちらつく
- ゲームの画面がおかしくなる
- 特定アプリケーションが遅くなる、クラッシュする
などです。
とはいえ、Intelも新しいジャンルの商品を育てるため、頻繁なアップデートをくり返し、最近はだいぶ安定をしてきています。大作ゲームではかなり問題は少なくなったようです。(海外のゲームフォーラムでのレビューからの感触です。)
記事執筆時点で最終アップデートは2023.5.16、バージョン31.0.101.4369です。1ヶ月に1つ程度はバージョンが上がり、修正対応されたゲームはどんどん増えています。
でも、さすがに長い歴史があるGeForceやRadeonほどには、細かな部分が安定し切れていないところがあるでしょう。これからのアップデートに期待です。
それでもGeForce RTX 3050 Ti前後のパワーは、通常ゲームなら十分な性能。クラッシュするのは困りますが
ハイパワーCPUが強い
グラフィックスボード以外の部分は、GALLERIA UL7C-AA2は単純にオトクです。
CPUは、ノート用ではグレードの高いCore i7-12700H。Core i7というだけではなく、「H」型番は電力制限がPBP 45Wと高く設定され、十分に性能を発揮できる設定となっています。
14コア(8Pコア+6Eコア)/ 20スレッドを内蔵し、動作できないソフトはほぼありません。前回のレビューでも、この価格帯のPCでは頭ひとつ抜きん出た性能を見せました。
動画編集や3DCGもこなせるほど強力です。
またストレージも1TB SSD、メモリは16GBを搭載し、こちらも十分。1TBなら大容量ゲームを何本も入れて持ち運ぶこともできそうです。(下位グレードのAA3では512GB)
ディスプレイもしっかりゲーミング用
ディスプレイは15.6インチ フルHD、リフレッシュレート144Hzの高速液晶を採用。
ごく普通のパソコンから乗り換えるとわかりますが、マウスカーソルの動きすらなめらかなのです。60代や70代の人にパソコンを教えているときに、この画面を見せると「見やすいね!」と感想をもらいます。
カーソルがなめらかに動くので、目で追いやすいのです。
ゲーム用だけではなく、普段使いでも快適さを味わうことができます。
オトクだと思う
GALLERIA UL7C-AA2はドスパラのサイトで126,980円(税込)(※2023-6-2現在)
性能に対してはかなりオトクだと感じます。
ポート類も充実していますから、安価なクリエイティブ用PCとしても、検討の余地は多いにあると感じます。
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