こんにちは。Mac用仮想ソフトの研究家太田アベルです。
Mac仮想化ソフトについては、こんな記事を書いています。
Parallels、VMware FusionはMacで仮想的にいろいろなOSを動かすことができるソフトです。
Parallelsはグラフィック速度重視のチューニングなど、同等の仮想ソフト「VMware Fusion」と比較しゲームやエンタテインメントを意識したつくりです。
そんなParallelsですが、実はかなりおもしろい機能があります。それはワンタッチで入れられるOS。
ワンタッチインストール
Parallelsのタイトル画面です。
上の大きなアイコンは、
- DVDからのOSインストール
- Windowsからの移行
- BootCamp領域からの起動
など実用的なアイコンが並びます。
今日のポイントはその下。
ワンタッチインストールできるOSたちです。Chrome OS、Ubuntu Linux、Androidなど個性的なOSが並びます。それぞれ文字通り数回のクリックでOSを自動インストールし、楽しむことができる機能です。
AndroidがMacで動く!?
スマホでお馴染み「Android(アンドロイド)」を動かしてみましょう。
このアイコンをクリックして、内容を確認しインストールを実行します。
自動的にダウンロードが始まります。
インストールが完了するまでおよそ5分(光回線)
おおっ!タブレット画面のようなものが現れましたよ!
まさにタブレット端末
操作はもちろんマウス。画面を指でグイグイ押してはいけません(笑)
カギのマークをドラッグし、ロック解除します。見慣れたAndroidのアイコン画面ですね。使い方はまったく同じ。
設定画面から日本語への切り替えも可能。
電池の状態も見れますよ。本体とはぜんぜん連動していませんが・・・
ブラウザを起動すればインターネットだって見れます!
Android開発にも威力を発揮
ただの遊びとしてAndroidを試してみるのもおもしろいですが、Androidの開発環境としても大いに役立ちます。
実機のスマホやタブレットを用意するのはなかなかめんどうですし、開発中のソフトでOSがおかしくなってしまうこともあるでしょう。
でもParallels上のAndroidならどんなに壊れても安心です。
スナップショット機能を使えば作業前への巻き戻しもカンタン。
他にもChrome OSやUbuntuも
他にもUbuntuというLinux系OS、Chrome OSというChromebookで採用されているOSがお試しできます。
どれも全てワンタッチです。
WTS的まとめ
まとめ
今日はParallelsの一風変わった機能を紹介しました。
他機種のアプリ開発はなかなか手間がかかるもの。
それをMac一つで完結させることができるのですから手間を大幅に短縮できますね。
開発者にも仮想PC環境はとても役立ちます。