新しいGoogleの写真保存サービス、Google Photos(日本名 Google フォト)がサービス開始です。
トピックは
- ゼロ円
- 容量無制限
- 高画質写真(最大1600万画素)まで無制限(旧来は2048×2048ピクセルまで)
- 高画質動画(最大1080p)も無制限
- 高速な検索
- 顔認識機能を搭載
- 場所や顔でのグループ化
などなど盛りだくさん。目立つのはとにかく「無制限」「無料」という点。
他のクラウド
僕は現在DropBoxの有料版(1TB)を使っています。アイコンなどの雰囲気がシンプルでとても好きなんですよね。
ちょっと1TBの料金を比べてみましょう。
DropBox |
1200円/月 |
iCloud |
2400円/月 |
OneDrive |
1274円/月 |
Flickr | 1TBまで無料(ただし広告が入る 広告無しは$5.99/月) |
Google Photo |
0 |
とまあゼロ円なので比べようもないのですが、他のクラウドストレージとは金銭的負担がまったく違いますね。
Google フォトは写真と動画のみが保存できます。何でも保存できるDropBox、iCloud、OneDriveとは性質が異なりますのでこうして比べるのは公平ではないかもしれません。
ですが、多くの人が「大事なデータ」と思うのは写真や動画。これだけでも安全に保存しておけるのはうれしいですね。
何が起こるのか
さてこんなすごいサービスをなぜGoogleは無料で公開するかという点です。
Googleはいま、検索を非常にパーソナルに変えようとしています。行動ターゲティングとも呼びますが、あなたの行動(検索動向)によって結果や広告を変えているんですね。
写真にはあなた自身はもちろん、友だち、家族、家、旅行先、会社、持ち物などなど、あらゆるものが写っています。Googleはこれを自動判別して「あなた」というデータにしようとしています。
つまり太田アベルという人は年に10台もパソコンを買い、家族は3人で、配線だらけの狭い家に暮らしていて、好きなお菓子は暴君ハバネロだというように結び付けられてしまうのです!
そのデータから好きそうな広告を表示したりするんですね。僕の場合はパソコンやらデジタルデバイスの広告ばっかり出るわけですw
便利な半面、Googleに非常に濃い個人情報をつかまれてしまいます。
WTS的まとめ
非常に便利で使えるサービスです。ですが無料のサービスというのは大なり小なり「裏の面」があります。「なんかイヤだな」と感じるようならあえて使わないという選択も必要です。
僕は使いますw。