通じ合えないとき、どうして苦しいのだろう?P.20
本当に伝えたいことが伝わらないとき、僕たちはキズつき、悩み、苦しみます。
相手の言っていることもわからない、こちらの言い分もわかってもらえない。本当に日本語で会話しているのだろうか?と絶望感に陥ることもあるはずです。
どうすれば話は通じるのか
本書「あなたの話はなぜ「通じない」のか」はそんな言葉と言葉のすれ違い、心の行き違いがいかにして起こるのかを解説しつつ、通じる会話というものを考えていく本。
これがまた読めば読むほど「あるある!」という状況ばかり。
仕事や生活に密着した解説が豊富で、ああ、なるほど、コレが原因でケンカになったんだ・・・と過去の自分の会話を思い出させます。
第三章の「正論を言うと なぜ孤立するのか」なんて話題は、日ごろ真面目に考え努力している人ほど思い当たるフシがあるのではないでしょうか。
正論を言っているのに相手は怒るばかりでなんにも改善されない。
言いたくないことを言う以上、やはり通じてほしいと願うのが普通です。
家族とどうにも話が通じない、会社の会議がいつも大声大会になるなど、会話のすれ違いがひどいと感じたとき読んでみてほしい本です。