PCのメモリ生産で有名なエルピーダメモリが、次世代不揮発性メモリ「ReRAM」の生産に成功したようです。(参考記事:IT Media)
不揮発性とは電源を落としても記憶が保持されるメモリ。USBメモリなどがちょうど身近ですね。
現在のUSBメモリは書き込みが遅いことが難点
現在のUSBメモリはご存知の通り書き込みが遅いです。
写真1000枚を移すとなると10分以上待たされることもしばしば。
しかしその性質上、いまのままの素材ではこれ以上の速度を上げるのは難しいのです。
次世代メモリReRAM
そこでReRAMと呼ばれる新しい技術が考えられましたが、なかなか量産にたどり着く会社がありませんでした。
今回のエルピーダメモリ、そして去年から実用化を進めているパナソニックがいよいよ生産を開始します。(出典:WikiPedia)
ReRAMはいままでの不揮発メモリの10倍以上の書き換え速度、書き換え耐久度は100万回と大幅な高速化が可能。
USBメモリに1000枚の画像を1分程度で入れられる計算です。カメラのメモリカードになれば一眼のRAWモードで数十秒連射も可能でしょう。
完全にHDD感覚ですね。
ReRAMが完全に実用化され、価格が下がってくればSSDのメインの時代になり、いよいよHDDの出番も少なくなるかもしれません。
コメント
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