NetBeansでConcrete5のオブジェクトを参照・補完できるようにする

Concrete5タイトル

Concrete5のテーマやアドオンを作成する際、コアシステムのオブジェクトを参照することが多いでしょう。

NetBeansはインクルード・パスにコアディレクトリを指定しておけば、コード内で参照や補完ができるようになります。

通常では補完はできない

NetBeansでの標準状態では、下記のようなコードでAreaをCtrl+クリックしても何も起こりません。

screenshot_0214

インクルード・パスの追加

プロジェクトタブのプロジェクトツリーを開くと、一番下に「インクルード・パス」という特殊なディレクトリが表示されます。NetBeansではここにコードの入ったディレクトリを指定すると、勝手に読み込んで参照してくれます。

screenshot_0215

 

ではさっそくConcrete5のコアシステムを追加してみましょう。
インクルード・パスを右クリックし、プロパティをクリック。

screenshot_0216

 

インクルード・パスの編集ウィンドウが開きます。
右の「フォルダの追加」をクリック。

screenshot_0219

 

{インストールディレクトリ}/concrete を選択して、開くをクリック

screenshot_0218

 

追加されました。
操作はこれだけです!カンタン!

screenshot_0217

参照を使ってみる

再びコードに戻り、先ほどのAreaをCtrl+クリックしてみると、concrete\models\area.php の該当箇所に移動できました。

screenshot_0220

 

上記では単なるオブジェクトの再定義ですので、Area自体の詳細はわかりません。上記コードの Concrete5_Model_Area をCtrl+クリックしてみます。

screenshot_0221

Concrete5_Model_Areaオブジェクトの定義に飛べました!

補完を使ってみる

続いてオブジェクトの補完をしてみます。

 

コードに戻り、「new Are」まで打ち、Ctrl+Space(Windows、Linux)と押してみましょう。Areaを保管するリストが表示されました。

screenshot_0222

 

次は $a = new Area(); を打ったあとで、$a->を入力し、Ctrl+Space(Windows、Linux)を押してみます。$aのプロパティやfunctionの一覧が表示されました。間違いがちなプロパティ名もしっかりと打てますね。

screenshot_0223

WTS的まとめ

この一手間加えるだけでConcrete5のプログラミングが非常に楽になります。NetBeansとConcrete5で何かを作る場合はインクルード・パスを活用してください。

concrete5 Japan 日本語公式サイト

NetBeans NetBeans 日本語サイト