若い人が仕事を辞めるのは、もしかしたら恥ずかしさかもしれない

若い人がカンタンに辞めてしまう。

ぼくみたいな年齢になると、会社の人事に
関わる人も出てきて、若い人、というくくりの話になると
決まってその話題が出てくる。

でも辞める理由を聞いてみると、
どれも要点を得ないというか、
もしかしたら本当は違う理由なんじゃないの、
みたいな疑問がわくことがよくある、と言うんだよね。

じゃあ今まで辞めていった人の理由を聞かせてよと、
いくつも挙げてもらっていくうち、
もしかしたら、恥ずかしさかもしれない、と思い当たった。

仕事で失敗した、叱られた、大間違いをした。

恥ずかしいし、ガックリくる。穴があったら入りたい。

現代は恥を知らない世代だ、とよく言われるけど、
実際は恥を知っていて、それを自分の中で消化できないから
勢い余って辞める、と言ってしまうのではないだろうか。

恥をかき慣れていないから、とても大きなことに思えてしまって。

もしそうだとしたらちょっともったいない、と思うのです。

恥はどこにでもあるし、一生かき続けるし、そんなに重いものじゃない。
そのあとカイゼンをするチャンスなんだよね。

恥ずかしくても、別に辞めなくても大丈夫だよ。
そう思ってるのはたいてい自分だけだから。