行動できない!何をしたらいいのかわからない!
悩む人は多いと思います。「○○できればいいのにな」「○○していればよかったのに・・・」
そう思っているはずなのに、なぜ行動できないのでしょうか?
10月27日は明治維新に多大な貢献をし、多くの有志を育て上げた吉田松陰が処刑された日でした。
吉田松陰、そしてもう一人、現代の行動派社長「柳井正」の本から「実行力」のヒントを探りたいと思います。
国会って何するところだっけ?
日本の迷走ぶりもいよいよMAXに達しています。
何がしたいんだ?
将来どうなるんだ?
いったい今、日本はどんな立場なんだ?
どれもこれも濃い霧の中です。
一応日本国の行く先を決めるのは政治なのですが、まるで小学校の学級会のごとき論戦(というか口げんかと揚げ足取り)が繰り返され辟易します。
その最大の原因は、政治に関わる者すべてが
「だれも5年後、10年後の日本に興味が無い」
といえるのではないでしょうか?
それは政治家、官僚、議員ばかりではなく、あなたや私も含め全員です。
現実をみよ!
最近読んだファーストリテイリング(ユニクロ)社長、柳井正さんの「現実を視よ」という本があります。
- 引きこもり国家
- 借金大国
- 四流政治家
- もうすぐギリシャの二の舞
- 日本は稼ぐことを忘れた
などなど、キツイ言葉が飛び交いますが、どれも紛れもない現実です。
だれもがわかっていながら目をそらし続ける(そして隠し続ける)事実に、柳井さんは猛然と批判をぶつけます。
しかし、柳井さんは行動しています。
グローバル社会の尖兵たろうと、製造は世界中で、おもてなしの心をもつブランドパワーは日本からという明確な行動をとっています。
国会には甘いマニフェストを振りかざして一切なにもしないヤツらが、今日もなにもせず過ごしています。
彼らには行動がない。
いや実際のところ、彼ら自身、何をしたらいいのかわかってないんじゃないかと思えます。
松蔭の行動力、柳井さんの行動力
「現実を視よ」は非常に読み応えのある熱い本です。
本の中で柳井さんが度々引き合いに出すのが「吉田松陰」
少しずつ日本が開かれ、諸外国の文化を受け入れていく明治。
しかし吉田松陰が感じたのは「圧倒的な差」
「日本は、なんと遅れているのか!」
松蔭はペリーの黒船に密航しようとしたり、とにかく日本以外の国を吸収しようとしました。
(この密航事件はペリー暗殺を企てたなど諸説ありますが、例えそうだったとしても、途中でやっぱり「ついて行きたい」と心変わりしたかもしれませんよね)
彼の行動を支えていたものはたった一つ。
それは「日本の未来のために」
黒船の圧倒的迫力、見たこともない最新技術。
松蔭はそれをなんとか日本のものにしたい、世界に追いつきたい!と強く願います。
少々言動がキツかったので残念ながら処刑されることとなってしまいましたが、彼の遺した熱い言葉の数々は、いま、この時代にますます輝きを放っています。
その中で私が最も好きな言葉です。
夢なき者に理想なし
理想なき者に計画なし
計画なき者に実行なし
実行なき者に成功なし
故に、夢なき者に成功なし
政治家は何とかしろ、ではダメです。
だれか何とかしてくれ、はもっとダメです。
そんな他力本願がいまのこの国を覆っています。
あなたが、日本をどうしたいのか?
5年後、あなたはどんな国に住んでいたいのか?
そのためにあなたは何ができるのか?
すこし考えてみませんか?