どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
今日はドスパラから発売中の、片手サイズのパワフルなゲーミングPC「GALLERIA Mini」のレビューです!
ゲーミングPCといえば、パワフルだがでかい・重い・熱いというイメージがもっぱらですが、GALLERIA Miniはそのすべての常識を覆します!・・・いや、熱いには熱いか。
まあそれは後述するとして、ティッシュ箱よりちょっと大きい程度という極小筐体に、Core i5 / i7の高速CPU、さらにはミドルクラスのGPUであるnVidia GeForce GTX 1060を詰め込んだというから驚く。
コンパクトでも性能に妥協なし!スペースが限られたハードゲーマーはまずチェックすべき1台。さっそくレビューしていきましょう!
デザイン
まず驚くのはやはりこの小ささ!宣伝通り、500mlペットボトル2本分しかない小ささです。
手と比較してみました。
薄型ティッシュ箱と並べてみてもこの通り。横幅はGALLERIA Miniが3cmほど大きい。厚さは2cmほどの違い。すごい小ささです。
本体の飾りはかなり少なく、シンプルなラインで構成されたブラックの筐体。LEDやメッキで派手さを競い合うゲーミングPCの中にあって、かなり落ち着いたデザインといえます。
側面は全面メッシュになっていて、小さい面積でも最大限の冷却性能を確保しようとしています。
スペック
今回テストしているモデルのスペックです。ドスパラは柔軟なカスタマイズがウリのメーカーですが、GALLERIA Miniは超小型のため、カスタマイズ項目は少なめ。
本体機能としてはメモリ容量(4~32GB)、メインストレージ(M.2 SSD 120~512GB)、サブストレージ(HDD なし~2TB)のみが変更可能です。とはいえ、もともとのスペックが高いのでこの内容でも十分といえば十分でしょう。さらに細かくいじりたい!と考えるなら、タワーのGALLERIAシリーズを選ぶべきです。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64-bit |
CPU | Intel Core i5-7500 CPU |
CPUコア/スレッド数 | 4コア / 4スレッド |
メモリ | 8GB |
メモリスロット (空きスロット) | 2 (1) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1060 (2GB) |
ストレージ | SSD 250GB |
光学ドライブ | なし |
ポート類 | USB 3.1 x2、USB 3.1 Type-C x1、HDMI 4K@60Hz x 1、DisplayPort x 1、mini DisplayPort x 1となっています。 |
Bluetooth | あり |
無線LAN(Wi-Fi) | 802.11 ac/a/b/g/n |
有線LAN | あり |
サイズ | 81.9(幅)x154.5(奥行き)x213(高さ)mm |
重量 | 約2.1kg |
※ドスパラのクーポンについて。現在はクーポンは標準で表示されません。カスタマイズして一回保存すると表示されますので、ぜひまずカスタマイズを試してください。
ポート類
小さな筐体ながらVRにも対応できる多数のポートを装備しています。
USB 3.1 x2、USB 3.1 Type-C x1、HDMI 4K@60Hz x 1、DisplayPort x 1、mini DisplayPort x 1となっています。
通常ディスプレイとOculus RiftなどのVR機器を同時に接続することも可能です。
静粛性
パワフルで側面が大きなメッシュになっているので、排気音はそれなりに聞こえてきますが、負荷のかかっていない状態なら、かなり静か。
起動時に全換気のためフォーンと一瞬大きなファン音が聞こえますが、それ以降は起動しているのがかろうじて分かるほど静かになります。この小ささとGTX 1060の組み合わせでここまで音を抑え込んでいるのはすごいの一言。
ベンチマークでかなりの負荷がかかった状態でもそれほど爆音とはなりません。もちろんファン音はずっと聞こえていますが、風切音は低音に調整され、耳障りではありません。少なくとも机に響くような音ではありません。
騒音に敏感な人でも、机の下においたりすればまったく気にせず使えるはずです。ただしすべての面から放熱していますので、くれぐれも狭い場所には置かないようには気をつけたいところ。
ベンチマーク
静かで小さくても性能が悪ければゲーミングマシンとは言えません。3DMarkにてベンチマークを取ってみました。
3DMark
ベンチマーク | スコア |
---|---|
Ice Storm | 176,024 |
Ice Storm Extreme | 145,402 |
Cloud Gate | 20,094 |
Sky Diver | 22,420 |
Fire Strike | 9,530 |
Fire Strike Extreme | 5,135 |
最上位クラスのFire Strike、Fire Strike Extremeもなかなかになめらか!この小ささで動いているとは思えないグラフィックパワーです。
Fire Strike以下はすべて処理落ちすら気づかないほどのなめらかさ。少なくとも、現状発売されているゲームのほとんどは中~上の設定で動かせそうです。
WTS的まとめ
WTS的まとめ
ハイパフォーマンス、超小型、しかし静かという、相反する要素を完全にバランスさせた、とても扱いやすい機種です。
机の片隅におけるほど小さいのに、最新のAAAゲームを十分にプレイできてしまいます!
もちろんグラフィックソフトや動画編集ソフトもGPUで加速可能。デザイン事務所で本体を隠してスマートに使う、なんてことも考えられそうです。