Macの仮想化ソフトといえばVMware Fusion。当サイトでもかなりの数のレビューを行っています。
ライセンスの柔軟さ、仮想マシンの安定度などからVMware Fusionは選ばれています。
およそ1年ぶりとなるバージョン6が発売されました。
今回もグラフィック能力を中心にテストしていきたいと思います。
今回から販売サイトが米国サイトに一本化
一番大きなトピックはソフトではなく販売方法。
長年日本で代理店をされてきたact2社ではVMware Fusionの取り扱いが終了となり、米国サイトに一本化されました。
購入画面などがまだ完全に日本語ではなく、購入者にやさしくないサイトです。私も購入方法で多少迷うところがありましたので後日解説を加えたいと思います。(現在は完全日本語化され、購入しやすくなりました)
2013.12.05追記:VMware公式サイトでのVMware Fusion購入手順を解説しました。
VMware Fusion 6のグラフィック能力は上がるのか?
ゲーマー高度な3Dソフトを扱う人間としては気になるのはやはりグラフィック周り。
「グラフィックに強い」と言われるもう一つの仮想化ソフトParallelsは、最近のバージョンアップではあまりグラフィック能力は上がりませんでした。
VMware Fusionも4から5で大幅な速度アップをしましたので、これ以上は無理っぽいなという気もしています。
さてどんな結果になるでしょうか?
Macのスペック
前回、前々回ではiMac(Early2008)を使ってきましたが、今回からはMacBook Air(Early 2012 CTO)を使用します。
MacBook Air(Early 2012)
項目 | スペック |
---|---|
CPU | Core-i7 2GHz (2コア 4スレッド) |
メモリ | 8GB |
グラフィック | Intel HD Graphics 4000 512MB |
ディスプレイ | 1440 x 900 |
OS | OS X 10.8.4 |
仮想PCのスペック
項目 | 割り当てスペック |
---|---|
CPU | 2コア |
メモリ | 3GB |
OS | Windows7 64bit |
グラフィックメモリ | 1GB |
解像度 | 1024 x 768 |
ベンチマークソフト
3DMark 06(DirectX 9)
MacBook Airの処理速度がほとんど追い付かず数値がまともに出ないため、少し古い3DMark 06を使用致します。
ではまず前バージョンのVMware Fusion 5から計測してみましょう。