どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
Meta Quest 2といままで使っていたOculus Rift Sと比べて、一番不満が大きかったのが固定用のヘッドバンド。
Rift Sではガッチリとしたフレームにクッションが入っており、さらに後ろのダイヤルをカチカチと回せばカンタンに微調整ができ、頭にピタッとすばやく固定できます。(確かこの部分はLenovoの設計)
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Rift Sは後ろのダイヤルで細かく微調整ができる
対してQuest 2では単なるゴムバンド。
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標準ゴムバンド。洋服とかリュックサックで使われるようなアレ
コストダウンやサイズダウンには効果的ですが、いかんせん微調整ができない!
ちょっとずらすだけで、ユルユルになったりキツキツになったりと、ちょうどいいポイントを見つけるだけでひと苦労。
複数人で使い回す場合はさらにめんどうに。一人一人にバンドを合わせているだけで数分はかかります。時間がもったいない。
純正オプションでRift Sのようなフレーム式の「(純正)Eliteストラップ」が販売されていますが、前回のUSBケーブル同様、これまた評判が微妙。
「すぐ割れる」「ちょっと強く外すと折れる」など、破損した画像も数人から掲載されています。これはちょっと・・・
ということで、またしても社外品で!
「KIWI design Quest 2 Elite互換ストラップ」を買ってみた!
クッションがたっぷり入っており、装着感も上々。数人のVR体験も実施しましたが、今のところ折れていません。(笑)
ダイヤルだけで頭のカタチにすぐに合わせられ、Rift Sからの乗り換えユーザーも満足できるはず!
Rift Sのようなしっかりしたフレーム
さてKIWI design Quest 2 Elite互換ストラップが届きました。
ダンボールのシンプルなパッケージ。
ストラップ本体と、クッション部分がバラで入っています。
フレームはしっかりと太さがあり、丈夫そう。
頭の上、後ろにクッションがあり、やわらかくボリューム感があります。
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クッションはとてもソフト
ちなみに純正Eliteストラップは、頭の上はほぼクッションなし。後頭部のクッションも最小限でした。スタイリッシュには見えますが、やわらかさはそれほど感じません。
僕は多少ダサくてもやわらかいほうがいい。
さっそく交換!
まずはKIWI design Quest 2 Elite互換ストラップを組み立てます。
といってもむずかしいことはまったくなし。まず頭の後ろ部分をフレームに取り付けます。作業時間30秒。
Meta Quest 2本体に組み込みます。
調整不能な上に重みで顔に食い込んでくる、クソいまいましい標準ゴムバンドを引きちぎるように やさしく取り外します。
左右の耳の部分は斜めにひねるように外します。ちょっと固くてコツがいりますが、ゆっくりやれば大丈夫です。
頭頂部のベルトを外します。
顔の周りのフェイスクッション部分をひっぱって取り外し、ゴムバンドのマジックテープを広げ、引っぱって完全に抜き取ります。
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ゴムバンドが完全に分離した状態
続いてKIWI design Quest 2 Elite互換ストラップの取り付けです。
まず頭の上のストラップを通します。下写真のように下から上へ通します。けっこうぐいぐいと入れないと、入っていきませんでした。幅いっぱいに作ってあります。
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下から上へ通していく
次に耳の部分のパーツを重ね、指で挟むように押し込みます。カチッとはまり込めば完成です。
僕の購入した個体はサイズがカンペキでした。はめ込みができなかったり、逆にゆるくてグラグラするような部分はありません。
フレームはガッシリとしており、ハードな使用でも問題なく使えそうです。
色を合わせるのが意外にむずかしいホワイトカラーも、本体とバッチリ合っています!黄ばんで見えることも、明るくて青っぽく見えることもありません。
一体感はカンペキ。違和感なし!
純正と言っても差し支えないほどのセットアップになりました。
使ってみる
調整はRift Sのようにダイヤルのみで可能。
頭にかぶり、頭の後ろのダイヤルをカチカチと回せば、一瞬でぴったりとフィットします。
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調節ダイヤル
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ゆるめる、しめるがとてもスムーズ!力は必要ありません
後頭部のクッションも非常にソフトで、重みで頭の後ろが痛くなってくることもありません。
さらにうれしいのは、頭を動かしてもあまりズレないこと。
VRですから360度を見回せるのがあたりまえ。しかし標準のゴムバンドでは、顔をさっと動かすとレンズの焦点がずれて映像がボケるし、下を向くとQuest 2がずり落ちそうになります。
純正品はQuest 2を支えるのが忙しくて、ゲームを楽しむどころではありません。(これがイヤになってQuest 2を使わなくなる人もいそう)
Kiwi Elite互換ストラップはすばやく頭を動かしても、上下に頭を振っても、しっかりと焦点が合い続けます。ということはほぼズレないということです。
すばらしい!
ただし、問題は顔部分のフェイスクッションにもあります。これがまた単なるスポンジで、顔の骨に食い込んでくる!フェイスクッションも社外品に変え、フィット感は爆上がりしました!詳細レビューはこちら。
WTS的まとめ
Meta Quest 2の標準ゴムバンドはかなり問題アリです。
といっても、コストダウンを実現するには仕方のない部分だったのでしょう。
ストラップは交換した方が確実に幸せになれるパーツでした。
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