Synology NAS DS918+に”許容量以上” 16GBのメモリを増設してみる!その結果は!?

どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。

使用して半年経過したSynologyのNAS DS918+ですが、なんの問題もなく粛々と運営できております。

心配していた夏場の騒音も特に気になることもなく、家庭用としても十分な静音性かな、と思います。

NASの比較記事一覧はこちら。

 

さて、DS918+は標準では4GBのメモリを搭載しています。ファイル共有など標準的な機能を使っている限り、これで十分です。

ですが、例えば仮想PC(VM)サーバとして使ったり、Docker機能で大型のコンテナを複数運営したりしようとすると、だんだんと窮屈になってきます。

メモリオーバーが発生するとディスクスワップが発生し、ディスクへのアクセスが非常に多くなり、すべての応答速度が低下します。つまり仮想PCで大きなディスク負荷がかかると、単純なファイル共有すら遅くなるという意味です。

 

そんな場合でも、スロットが2つあるので、メモリを増設できることもDS918+のメリット。

 

ちなみにSynologyの仕様では最大8GB(4GB x2)となっています。(※DS918+の場合。モデルごとに全く違うので注意。)

普通に8GBにしてみても良かったのですが、手元に8GBのメモリが2枚ほど余っていたので、イチかバチか、16GBを突っ込んでみることにしました!

認識したらおもしろいぞ!

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まずバックアップ

まずは増設の前準備です。

運用中のNASで重要なのは、なにがあってもデータを消さないこと!

当たり前ですが、HDDの交換やシステム(OS)更新、今回のような機材構成の変更などは、一つ間違えばデータが全消失する危険があります。

ワンタッチで更新できるOSでさえ、更新中に停電が起こったら無事に起動してくれるかどうかは運頼みです。

 

最重要なのが、まずバックアップです。

SynologyのNASはほとんどの機種がUSBポートを搭載しています。USB HDDをつなぎ、可能な限り全データを、できなければ最重要データのみでもバックアップを行いましょう。

自分の失敗であれ、停電などの偶発的な事故であれ、データは消えたら二度と帰ってきません。RAIDや暗号化のかかったディスクは、サルベージ会社でもほぼお手上げです。

なにか起こったら、頼れるのはバックアップだけ。

ぜひ軽く考えず、改造前には必ずバックアップしましょう。

メモリスロットはどこ?

バックアップが取れたところで(全データ4TBで約6時間ほどでした)、改造を始めます。

NASの電源を落とし、アダプタやケーブル類をすべて抜きます。

HDDをすべて抜く必要があるのでディスク番号を間違いなく戻せるように目印を打ちます。僕は強粘着のポスト・イットを使用しました。

 

NASでRAIDを運用している場合、ディスク番号は最重要です。間違った順番で戻したら、最悪の場合、RAIDが崩壊(全破損)し全データを失う場合があります。

本当は取れやすいポスト・イットではなく、ラベルプリンタなどのラベルをきっちりと貼っておくのがベストですね。

 

HDDをすべて抜くと、内側に2箇所のメモリスロットが見えます。ここにメモリを入れていきます。

QNAPのNASはバラバラに分解しないとスロットにアクセスできませんでしたが、Synologyは設計がいいですね!

 

メモリの種類はDDR3L SO-DIMMメモリ。最後の「L」が重要です!

Lがついている場合、動作電圧が1.35vの低電圧版です。

Lなしの場合、1.5vの標準電圧版となります。

機種によっては両方に対応していますが、DDR3L指定の場合はDDR3を挿しても動作しません。間違って購入した場合は買い直しとなりますので、何度もご確認を。

下記商品は一例です。規格さえ合っていれば、メーカー問わず値段で決めてもOKです。あと「ノート用 SO-DIMM」という規格にもご注意。

 

今回は規格外の容量となる8GB x2(しかもメーカー違い!)を入れてみます!

ドキドキ・・・

起動できた!16GB認識!

増設後は番号どおりにHDDを戻します。

ドキドキしながらスイッチオン!

と同時に激しいビープ音とともに電源ボタンは真っ赤に点滅し、メモリスロットから猛烈な白煙が立ち昇り、HDDは断末魔の金切り声をあげるようなことは一切なく、DS918+は何事もなかったかのようにいつもどおり起動した。

まずは第一関門クリア!

 

おつぎはDSM(管理画面)にログインして容量の確認!

ちなみに仕様の「最大容量8GB」とは、DS918+に搭載されているインテルのCPU Celeron J3455による制限。NASでの制限ではなく、CPUの制限なんですね。

なので16GBを認識する可能性はたいへん低かったのですが・・・

 

うぉぉぉぉぉぉ!!!

16GB認識したああああぁぁぁぁぁ!!!

 

なんとなんと、すんなり認識してしまいました!

リソースモニタを見てみると、従来は20%~40%をウロウロしていたRAM使用率が、なんとたったの5%!!!

しっかりと16GBを認識し、利用できる状態になっています!

やるじゃんCeleron J3455。

15GBという広大な空間がフリーです!それこそギガバイト級の巨大なNoSQL DB(MongoDB)でさえ、オンメモリで動かせるんじゃないかというレベルです。

ただし無保証の動作

DS918+は16GBを認識できることが判明しました。

ただし、これは保証対象外の動作だということをご了承ください。

Synology、Intelの動作仕様では最大8GBとなっています。仕様以上の領域を使い、もしデータの破損や故障が起こっても自己責任となります。

僕としては興味本位の実験として捉えてレビューしています。会社の重要なデータベースを動かすNASでは、やめたほうが賢明でしょう。

もしそのような大容量を必要とするのなら、16GB、32GBをサポートする上位のNASや、専用サーバを立てたほうがいいですね。

WTS的まとめ

うれしい驚きです!

まだメモリを100%まで使い切ることはできていないものの、たぶん全領域を普通に使えるのでは、という感触です。

もしVMを複数動かしたり、Dockerで重量級のコンテナを動かす場合があれば、お試しいただければと思います。

ただし、これは保証対象外の動作だということをご了承ください。

 

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