自宅のサーバーがだいぶ古くなってきたので買い換えることにしました。
今まで使っていたのはEpsonのEndeavor(エンデバー) ST110。CPUにCore2Duo T8100、チップセットは懐かしのGM965を搭載するコンパクトデスクトップです。
かれこれ6、7年ぐらい何事もなく動いてくれていて、データ収集からバックアップ管理までほんとうによく働いてくれました!
さて、新たに導入するサーバはベアボーンから組むことにしました。SHUTTLE XS35V4をベースにサーバー作成開始!
サーバー計画
Endeavor ST110は非常に静かで、標準20W程度の消費電力でした。OSはVistaでメモリは4GB。故障は一回もありませんでした。本当にお疲れさま!
さて、ST110を踏まえ、新サーバーを検討する際は次の点を重視しました。
- 静音(できればファンレスで無音)
- 低い消費電力
- イカスCPU
イカスCPUというあたりが意味不明ですが実はここが重要で(?)、とにかくなんかフツーに低消費電力でデュアルコア・・・みたいなCPUは避けようという気分でした。
最近はドスパラやパソコン工房やマウスコンピュータの激しいゲーミングマシンをしょっちゅう使っていて、CPUが4コア8スレッドぐらいが普通の感覚になってしまいました。低消費電力のサーバーもクアッドコアは目指したいところ。
XS35V4
セレクトしたベアボーンはSHUTTLE XS35V4。おなじみドスパラから購入です。
SHUTTLE XS35V4はBaytrail-DコアのCeleron J1900をベタ付けで搭載している半完成ベアボーンです(CPU交換は不可)。メモリとストレージ、OSを入れればすぐに使えます。
さてこのCeleron J1900、かなりイカシてます。
最大TDPわずか10ワット(!)という超低消費電力ながら、コアはBaytrail-Dを4個搭載しています。そう、たった10ワットの消費電力でクアッドコアなのです!ここここれだ!
Baytrail-DはATOM系列のコアなので、それぞれの計算力は大したことありませんが電力に関しては超優秀です。もちろん発熱も少ないため、XS35V4はファンレスとなっています。SSDを使えば無音化も可能!
可能というかもちろん無音化する!
Celeron J1900スペック
で、ここでいきなり冷静にCeleron J1900のスペックを眺めてみます。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| コア数 | 4 |
| スレッド | 4 |
| 動作周波数 | 2GHz |
| ブースト周波数 | 2.41GHz |
| L2キャシュ | 2MB共有 |
| 64Bit | ○ |
| 最大TDP | 10W |
| 最大認識メモリ | 8GB |
| 対応メモリ | DDR3L-1333 |
| 最大メモリチャネル | 2 |
| グラフィックス | Intel HD Graphics |
| グラフィックス周波数 | 688MHz |
| グラフィックス最大周波数 | 854MHz |
標準は2GHzですが、ターボブーストも使え最大2.41GHzまで伸ばせます。単一コアに負荷がかかる処理でも十分にさばけそうですね。
グラフィックスも軽いWindowsストアゲームならいけるんじゃないでしょうか。
このワット数でも性能はCore2Duo T8100と比べると、T8100のPassmark 1285に対してJ1900は1932。かなりのスピードアップです。技術の進歩はすごいなぁ~
SSD
ストレージにはいままでのEndeavorで使っていたIntel SSD 330(120GB)を流用。不良セクタもTrimエラーもないのでまだまだ使えますね。使えますというか使います。
サーバー用でそんなにいい加減でいいのか!?と思うかもしれませんが、データは全部NASに飛ばすので本体は実行ファイルばかり。いきなり壊れてもそんなに問題ないんですね。
OS
OSは新品のWindows8.1をAmazonから買ってきました。
最近はDSPも新規パッケージ版も値段がぜんぜん変わらないんですね。
値段が同じなら32bit、64bitのメディアがセットになっているパッケージ版のほうがオトクです。DSP版は32/64のどちらかしか使えません。
ということで新規パッケージ版をゲット。
メモリ
XS35V4は最大8GBまでのメモリに対応していますが、スロットは1個しかありません。つまり4GBx2=8GBという構成はできません。4GBx1=4GBもしくは8GBx1=8GBというかたちになります。
また、間違いやすいので超注意しなければならないのは「DDR3L」のみに対応していること。同じSO-DIMMでも通常のDDR3は使用できません。低消費電力用のDDR3Lを買わなければなりません。
今回はメモリ容量もそんなに必要ないため、ADATAのADDS1600W4G11-R(SODIMM DDR3L-1600 4GB)をチョイス。
組み立て
組み立ては非常にカンタン!
なのですが、最初にケースを開けるために外すネジが、なぜかゴムで隠されています。これを見つけるのに3分かかった。(;´∀`) そこらじゅう穴だらけなのに隠す意味があるのだろうか・・・
ゴムをペリっとはがすと#2のネジがあります。これを外します。

ネジを抜くとケースの表裏両方が外れる状態になります。
こちらがCPU側。メモリ、SATA、mini PCI Expressスロットがあります。mini PCI Expressには無線LANモジュールが入っています。
ちなみに無線LANはアンテナが一本のみ。11b/g/nに対応していますが、11nのMIMOは使えません。後日MIMO対応11nのアダプタを取り付けようかなと思っています。

また内部USB端子が一個あります。USBメモリや無線LANのアダプタなどいろいろに使えますね。今回は使用しないのでそのまま。

メモリを差し、添付のマウンタにSSDを固定しSATA端子を挿しつつスライドして入れます。その後にマウンタを固定。ただ、ネジ穴が微妙にずれており3本のネジが2本しか入りません・・・SSDで振動することはないので別にいいか。
ケースを戻して完成!わずか10分で組み立て完了!
Windows8.1をインストール
次はOS。Windows8.1を新規インストールです。光学ドライブがないのでUSB接続のBlu-rayドライブを使用。もちろんUSBメモリにISOを焼いてもいいでしょう。
USBは前面が2.0、背面に3.0が一つだけあります。インストール作業はできればUSB 3.0製品ですばやく行いたいですね。

背面
ここで注意!
XS35V4はWindows8とWindows7ではBIOSを切り替える必要があります!また起動はUEFIのみとなりますので、32bit版では起動できません。パッケージ版ならどちらでも対応できますが、DSP版は64bitを選ばないとアウトです。十分ご注意を。
参考:Shuttle公式サイト Windows 7のインストールについて
インストールをし、ドライバなどを入れOSセットアップが完了!

動作の感想
動きはスムーズ!
そして完全に無音!
まずWindows8.1のなめらかなアニメーションは十分に動きます。動作も比較的キビキビとしていて、ストレスのない操作感。いろいろなメニュー等を開いてみましたが、もたつきは感じられません。
そして無音!
完全に無音です。ランプが光っていなければ動作しているかどうかもわかりません。
温度
最近購入した赤外線温度計で表面温度を測ってみましょう!(使いたくてたまらない)

室温は28度です。
まずアイドル時はCPU周りの温度でもたった32度!なんつー温度の低さ!さわってもほんのり暖かい程度。
i7-4910MQなんて動作中にさわったらヤケドものですが、J1900はヒートシンクにさわってもしばらく大丈夫なぐらい。すごすぎる。
放熱はこのヒートスプレッダのみ。

消費電力
次は消費電力。
サンワサプライのワットモニターを使います。目測になりますので完璧な数値ではないと思いますが、ご参考に。(ディスプレイは含みません)
| 動作レベル | ワット数 |
|---|---|
| アイドル | 5.2W |
| 通常動作 | 7.4W |
| 最高速度 | 13.6W |
それぞれの動作でのおよその平均数値です。
アイドル時はなんと6Wを切ります!普通に。LED電球と同じぐらいですよコレ。ST110と比較して半分以下まで電力を削れました。
最高速度は3DMarkを実行した時。つまりよほどのことをしないと10Wを超えることはないということです。これで十分使える”パソコン”なんですから驚きです。
WTS的まとめ
無音、クアッドコア、低消費電力とサーバーに求めるものすべてが揃いました。しかも薄型でアダプタも小さいので、置き場所もラクラクです。
次回はベンチマークなどを公開してみます。

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