どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
先日購入したMINI-ITX 専用ケース「NCASE M1 V6」。前回はケースの構造などを紹介しました。
今回はいよいよ組み立てをしていきます。子どもたちが走り回り、ボールや人形が飛び交う中、はたして無事に組み上がるのか!?
※大騒ぎ ↓だったので細かな途中の写真が撮れてません・・・気になる部分があったらコメントしてください。
使用したパーツ
前回のおさらいで、使用したパーツを明記しておきます。
現行のPCから移植した分もありますので、上記写真には全て写っていませんのでご了承を。
詳細な使用パーツリストはこちらです。
パーツ | 写真(Amazonより) | スペック |
---|---|---|
ケース | NCASE M1 V6 | |
CPU | Core i5-9400F | |
CPUクーラー | Cryorig M9 Plus (92mmファン x2) |
|
マザーボード | MPG Z390I GAMING EDGE AC (MINI-ITX) |
|
メモリ | Corsair CMU16GX4M2C3200C16R Red LED (DDR4-3200 16GB) | |
メインSSD | ADATA XPG SX8200 Pro 512GB | |
グラフィックカード | ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 Twin Fan (GeForce RTX 2080) |
|
PSU(電源) | Corsair SF600 Platinum CP-9020182-JP (SFX 600W) | |
ケースファン (リヤ用) | be quiet! Pure Wing 2 BL038 (92mm PWM対応) |
|
ケースファン (サイド用) | be quiet! Pure Wing 2 BL039 (120mm PWM対応) |
マザーとCPUを取り付け
マザーボードとCPUを組んでいきます。マザー部分をすべて組み込んでから、まるごとケースに入れたほうが作業がラクです。
ファンはCryorig M9 Plusを使用。小さいながらもデュアルファンで高性能。そして静か!
取り付けの様子はこちらに記事に書きました。ファンの取付で少々トラブルがあったものの、特に大きな問題はなく完成。
リアケースファン、マザー、電源ボックスの取り付け
ベースとなるものを組んでいきます。
- 最初にマザーボードを設置。マザーボードはバックフレームをまるごと取り外し(ネジ6本ぐらい)、マザーボードを据え付けてから戻すとスムーズ。
- 電源用プレートをはずし、電源に取り付け、ケースに戻すという手順。迷うところはありません。
- 最後にリヤファンを取り付け。ここも合わせてネジ止めするだけ。風向に気をつけるぐらい。
下の写真が3点を設置したところ。手前のフレームは外してあります。開口部は広く、作業性は上々です。
CPUファンとケースファンが一直線になります。
熱風が一気に後方に抜け、ケース内に滞留するのを防げます。CPUだけではなくケース内部の冷却性能を維持することができます。
ここで接続できるケーブルを全部接続。(電源、USB、パワーボタン、LEDなど)
電源ケーブルの位置がある程度読めてきたら、タイラップなどで固定して、ワサワサしないようにします。
ケーブルクランプやタイラップも揃えておくと便利です。
CPUファンはけっこうギリギリ。Cryorig M9 Plusは高さ124.6mmで、これはNCASEの130mmという制限になんとか収まりますが、あと2~3ミリでも高いと接触する可能性があります。
サイドフローを使うなら、125mm以下にしたほうが無難ですね。クリアランスを重視するならトップフローファンがいいでしょう。
サイドファンを取り付け
サイドフレームを取り外してあるうちに、サイドケースファンを取り付け。風向は「吸気」にしています。
この位置から吸気すると電源ボックスと、マザーの前側に冷たい空気を送れます。
また、裏側には電源ケーブルがダイレクトに横切るため、ガードメッシュを取り付けます。ファンに当たるとカラカラという異音が発生するほか、長期間当たり続けるとケーブルの被覆が破損してショートにつながります。
ネジにはゴムワッシャをはさみ、防振も考えました。
ケースに戻し、上から見たところ。ご覧の通り、ケーブルがかなり横切ります。
グラフィックボードを取り付け
最後に大物、グラフィックボードです。
今まで使っていたPC-Q10でも、配線に当たったりしてけっこうギリギリだった「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 Twin Fan」。長さは268mmです。
NCASEではどうかと思いましたが、かなり余裕があります!
取り付けもらくらくで、配線の取り回しも苦労しませんでした。外は小型なのに中はなぜか広い、という。
最近は軽自動車もすごく広くなりましたが、あんな感じ。
SFX電源を使っていれば公称どおり315mmまでのカードが入りそうです。ただその場合、フロントの配線処理がむずかしそう。カードの下を回さないと入らないかもしれません。
裏から見たところ。このあと、ある程度配線をまとめました。今回はSATAドライブがないので、配線はとてもスッキリしています。
SF600のケーブルは細くてやわらかく、扱いやすいです。黒一色なのも統一感が崩れず最高。
完成!
子供の攻撃を避けつつなんとか完成!
時間は約3時間程度でした。静かな環境なら2時間以下でも行けると思います。フレームが大きく外せるので、手が入りやすく、作業性は良好です。
全体的に黒一色の仕上がりになり、満足度が高い!
サイドにもマグネットのメッシュが取り付けられます。ファンへのホコリが減らせるので、掃除がラクそう。
大満足の仕上がり!
全体的に組み立てはラクでした!
といっても説明書がない(見つけられなかった)ので、たとえばマザーを取り付けるときはネジをどこまで外せば良いのか、そういう細かなところがわかりづらかったですね。
自作に慣れた人ならまず問題ないと思います。
中身が黒、外側がシルバーで、見た目も良し!
大満足のケースです!
静音性は?
いよいよ電源をON!
今回のパーツ構成では、音がしないほど静かに起動しました!
電源、CPU、サイドファンのどこからも風切り音はほぼ聞こえず、少し離れれば、電源ランプが光っていないと起動しているかどうかわからないほどです。
CPU温度は通常40℃、ベンチマークでのピークも58℃で頭打ちになり、冷却性能も上々。
最高のデキ!
追記
WTS的まとめ
NCASE M1 V6は買ってよかった!
日本で手軽に買えないのが難点ですが、ぜひ一度試してほしい良ケースです。
コメント