LANで1,000MB/秒を超える猛烈なアクセス速度!Synology DS1621xs+を10GbEで接続してみる

Synology DS1621xs+

こんにちは、太田アベル(@LandscapeSketch)です。

Synologyの高機能6ベイNAS「DS1621xs+」について記事を書いています。以前の記事はこちら。

 

DS1621xs+はエンタープライズクラスのNASとして、ハイエンドな機能を多数標準搭載しています。

その中でも特に注目したいのは10GbE(10G bps)のLANポート!

従来のLANでも使われているRJ45のコネクタを採用し、ケーブルへのコストは最小限に抑えながら、最新の10GbEネットワークを使用することができます。(※ただし10GbEを実現するにはカテゴリ6A以上のケーブルグレードが必要。またハブなども統一が必要。)

RJ45のLANケーブル

 

今日はDS1621xs+とPCを10GbEフルスピードで接続し、どれほどの速度が出るのか試してみたいと思います!

はっきりいって、もはやLANではない速度に達しています!

接続機器

接続する機器を紹介します。

NASはSynologyの最新エンタープライズクラスNAS「DS1621xs+」。10GbEポートを1ポート標準装備します。それ以外にも、Intel Xeon CPUやM.2 SSDキャッシュ、大容量ECC付きメモリなどなど、大人数アクセスにも応える十分な性能があります。

現在当サイトで重点レビュー中です。

Synology DS1621xs+

 

もう一方は、Thunderbolt 3接続の10GbE LANアダプタ「センチュリー Thunderbolt3 to 10GbE LAN adapter (CATB3LAN10G)」を、Core i9を搭載した高性能ノート(hp OMEN 17)にThunderbolt 3にて接続します。

 

Century Thunderbolt3 10GbE LANアダプタ

 

10GbEは、上限が5GbpsとなるUSB3.0(USB3.1 / USB3.2 Gen1と同一規格)では、速度を出し切ることができません。

USB 3の後期規格(USB 3.2 Gen 1×2、USB 3.2 Gen 2×1、USB 3.2 Gen 2×2)や、これからの新規格 USB 4では10Gbps以上を出すことができますが、現状では対応しているPCはかなり少数。

となると搭載機種が多く、通信速度が最大20Gbpsを出すことができるThunderbolt 3は、ベストな選択肢の一つとなります。

接続端子はUSB Type-Cと同一形状ですが、USBポートに挿しても使用できませんのでご注意を。

ベンチマーク

テスト環境

・DS1621xs+とCATB3LAN10Gを取り付けたCore i9マシンを、IP固定し1 vs 1で接続。
・DS1621xs+でiSCSI LUNを10GB定義。
・Windows標準iSCSIイニシエータにてドライブとしてマウント。NTFSで初期化。
・CrystalDiskMarkにてベンチマーク。

 

とりあえず何も言わず、結果を見ていただきましょう!

DS1621xs+ 10GbEベンチマーク

DS1621xs+ 10GbEベンチマーク

 

おそろしいアクセス速度です。シーケンシャルリード 1000MB/s越え!!

これは内蔵ディスクの速度を間違って計測したわけではありませんよ!

SATA接続の内蔵SSDですら、最高速の製品でもこの半分の550MB/sが限界。大容量の書き込みを行ってもまったく速度が落ちません。(DS1621xs+にはM.2 SSDのキャッシュを搭載しています)

試しに5GBのファイルをコピーしてみますと、わずか5秒ほどで書き込みが完了します!

5GBが5秒です。500MBではありませんよ。

コピーを開始すると、残り時間が出る前に転送が終わってしまうというとんでもない速度。か、快感だ!!!

転送速度1.78GB/s!!残り時間が出る前に5GBが転送終了する爆速LAN

 

細かなファイルも速い!

JPEG(平均2MB)が2000枚入ったフォルダをコピーすると、15秒ほどで終わりました。2000枚が15秒・・・

大量の撮影データを扱う写真スタジオは、これを見ただけでほしくなるのではないでしょうか。RAWであってもサクサク快適!

 

ネットワーク接続でこの速度が出るなんて、もう無理して内蔵ディスクを大容量にする必要もなくなりそうです。

ノートPCなどストレージの増設や交換がむずかしい機種は、高速LAN搭載NASを使うという選択肢が生まれます。

まだまだ2.5GbE、10GbEといった高速LANは搭載機種が少なく、オプションも少々高いものしかありませんが、大容量のデータを日常的にやりとりするようなマルチメディア系製作現場では、かなりのスピードアップになるはず。

もちろんスピードアップは、製作時間の短縮によるコスト削減や、製作現場のストレス軽減という目に見えない環境改善まで、幅広い利益率アップを実現するはずです。

コストが見合うなら、いますぐにでも導入したい速度で。

WTS的まとめ

10GbEはまだまだ高価な装備ですが、搭載が一般化すれば必ず値段は下がります。

いまだ社内のネットワークは1Gbpsの会社が多く、大容量のファイルやソフトのアップデートなどで非常に時間がかかります。

早く値段が下がり、どこでも快適に大容量データがやりとりできるようになるといいですね!

すぐに高速なNASが必要なら、まずSynologyのNASをチェックしてみるのがいいでしょう。

コメント