Thunderbolt 3接続 10GbE LANアダプタ センチュリー CATB3LAN10G 実機レビュー | 持ち運びできる超高速LAN

Century Thunderbolt3 10GbE LANアダプタ

LANの高速化が進み始めました。

コンシューマーでは非常に長く1GbpsにとどまっていたLAN規格ですが、4Kや8K映像、高速ゲームが一般化し、いよいよ能力不足が顕著になってきました。

それを受け、最近はLANの高速規格が次々に採用され始めています!これはとてもうれしいですね。

採用が多くなってきているのは2.5Gbps、特殊な機器では5Gbpsまで搭載しています。

特に2.5GbpsはゲーミングPCで標準搭載されているものが増えています。LANの遅さが命取りとなるゲームの世界では、高速であることも実力のうちといえるでしょう。

さらに大容量のデータを扱うプロのメディアクリエイトの世界では、2.5Gbpsや5Gbpsを超え、現状一般的に購入できる最高速度「10GbE(10Gbps)」を手に入れたいところ。

そんな夢の(?)10GbEをThunderbolt 3接続で手軽に増設できる、「センチュリー Thunderbolt3 to 10GbE LAN adapter (CATB3LAN10G)」を買ってきました!

10GbEを標準装備した、Synologyの強力なNAS「DS1621xs+」に接続し、LANとは思えない強烈な速度を体験していきます!

記事中の商品/サービス

Thunderbolt 3接続で10GbEのパワーを楽しめる!手頃な価格の外付け10GbE LANアダプタ。

本体デザイン

本体デザインをチェックしていきます。

Century Thunderbolt3 10GbE LANアダプタ

 

大きさは幅 133.5mm × 高さ 20.5mm × 奥行 55mm(ケーブル含まず)。成人男性の片手でぎりぎり収まる大きさ。ノートPCのアダプタほどあります。

片手でぎりぎりの大きさ

 

本体は厚めの金属製で、ずっしりと重い。公称値 約305gとなっています。スマホなら2台分、8インチクラスのタブレットに匹敵する重さです。

ノートPCと気軽に持ち運ぶ機器というよりは、据え置きマシンに増設するためのもの、といった感じ。

本体にはスリットがあり、中が少し見えます。金属ボディと合わせ、放熱性は高そう。それだけ発熱するということでしょう。

金属削り出しのようなボディ

 

収納ポーチもついてきます。細かい起毛のある布で、周りに傷を付けないように工夫されています。

ただし小さい!本体がギリギリ収まり、スキマにケーブルをねじ込めばなんとか入る大きさ。ケーブルにけっこう負担がかかりそうなんですが、いいんでしょうかこれ!?

せめてもうひとまわり大きくしてほしい。

本気でギリギリサイズの付属ポーチ

 

コネクタはType-C。

Thunderbolt 3 Type-Cコネクタ

あれ?これってUSBコネクタ?と思った人は、するどい!

実はUSB Type-Cポートとまったく同じカタチのコネクタです。Thunderbolt 3とUSB、どちらにもつなぐことができてしまいますが、今回の製品はThunderbolt 3専用で、USB 3.0 Type-Cポートに接続してもまったく動きません

非常にまぎらわしいので、お間違いのないよう接続してください。

Thunderboltポートには下記のアイコンがついています。このアイコンがない場合は、USBポートの可能性が高いです。購入する場合はPCの仕様を必ずご確認ください。

Thunderboltのマーク

NASと接続しベンチマーク!

ではさっそく実力テストです!

10GbEポートを標準装備する、Synologyの最新エンタープライズクラスNAS「DS1621xs+」に接続します。(DS1621xs+についてのレビューはこちらから

テスト環境

・DS1621xs+とCATB3LAN10Gを取り付けたCore i9マシンを、IP固定し1 vs 1で接続。
・DS1621xs+でiSCSI LUNを10GB定義。
・Windows標準iSCSIイニシエータにてドライブとしてマウント。NTFSで初期化。
・CrystalDiskMarkにてベンチマーク。

計測しました!どうでしょうかこの速度!!

DS1621xs+ 10GbEベンチマーク

DS1621xs+ 10GbEベンチマーク

 

おそろしいアクセス速度です。シーケンシャルリード 1000MB/s越え!!

もはや内蔵ディスクの速度です。SATA接続の内蔵ディスクは、最高速の製品でも550Mbps程度なので、その2倍に達しています。とてもLANの速度だとは思えませんね。

 

試しに5GBのファイルをコピーしてみますと、わずか5秒ほどで書き込みが完了します!

5GBが5秒です。500MBではありませんよ。

転送速度1.78GB/s!!残り時間が出る前に5GBが転送終了する爆速LAN

 

いやまったく、爽快な速度ですね!

大量のRAW画像でも、ギガバイトクラスの動画でも、ザクザクと書き込みができます。映像を扱うスタジオには、うってつけではないでしょうか。

ほんの少し前まで、このような高速通信はPCIeスロットに拡張ボードを挿すことでしか実現できませんでした。いまやThunderboltで接続するだけでサッと使えるのですから、とてもお手軽な時代になりました。

 

Adobe Lightroomで作業を行ってみました。

Adobe Lightroom

フォルダを切り替えると写真カタログが「パッ」と表示され、非常に快適。新しい写真を読み込んだときも、プレビュー作成バーがどんどん進み、うれしくなります。

ネットワークがボトルネックとなり編集が遅くなっていた現場は、10GbEを入れることで一気に数倍の作業効率を実現できるかもしれません。

少なくとも、データ読み込みまちでボーッとする時間は減るはずです。

高速通信は絶対のパワーですね!

WTS的まとめ

センチュリー Thunderbolt3 to 10GbE LAN adapterは持ち運びには微妙な大きさと重さですが、PCIeポートのないスリムPCやノートPCに増設するならうってつけ!

2Gbps、5Gbpsとどんどん速くなっている家庭用の光通信も、全開パワーで楽しむことができます。

この速さを体験してしまったら、もう従来の1Gbpsには絶対に戻れません!

 

 

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