で、電源がっ!?予想外のできごとに!Lenovo Legion C530限界突破!魔改造スレ2【改造編】

Geforce RTX 3060 Ti投入!

CPUに続いて重要な心臓部、グラフィックスボードです。

 

こちらはピッタリ入るものを探しまくった結果、玄人志向 GG-RTX3060Ti-E8GBを購入しました。カード幅112mmと、3060 Tiではもっとも細身となっています。

カーボン調のカバーがかっこいい

ブラケット幅からほとんどはみ出さない幅

 

下写真の右側メッシュ部分には基板がなく、すべてが放熱フィンとなっていて、風を通り抜けさせるようになっています。新しいGeForceの基板デザインですね。

風がカード上で対流してしまわず、裏側へ逃げていきますので、冷却力は高まります。

 

右側ファンを透かしてみるとまさにスカスカ。

 

さてC530に仮組みしてみますと・・・

フレームギリギリですが、無事に入っています!!

 

化粧パネルはまさにツライチというところ。最も高い部分からは1~2mmしか余裕がありません。よかった~~!

 

C530はカードを上向き(ファンが上面向き)に付くため、風は下に降りてきます。そのまま対流せずに背面ファンへ流れ込むので、冷却は期待できます。

電源を取り替えてみる!・・・が!?

次は電源ユニットにとりかかります。

もともとはCore i7-9700 + GeForce 1650のグレードで、500Wの電源が付いていました。Core i9-9900、さらにGeForce RTX 3060 Tiに置き換えるので500Wでは安定容量ギリギリな感じです。

Lenovo Legion C530 純正電源ユニット 500W

 

電源ユニットの大きさを測ったところ「だいたいATXっぽい」と結論づけました。

買ってきたのはFSPの750W電源 Hydro GSM Pro Lite です。80Plus Gold認証で、高い変換効率を実現。750WあればGeForce RTX 3070でも余裕です。

 

さて改造です。

電源ユニットは配線が長くてごちゃごちゃしているで苦労します。HDDケージを外し、CPU側チャンバーからずりずりと引き出してきます。

HDDケージを外す

これらのケーブルを向こうのチャンバーから引き抜いていく

 

背面から4本のネジを外し、ケース内側にあるこのノッチを押しながら、電源を手前に倒すように引き出します。

 

取れました!

 

ここにHydro GSM Pro Lite を入れていきます。ケーブルがセミプラグイン式で必要な配線のみつなげばよいので、とても片付きます。

 

形はやはりATXサイズピッタリでした!良さそうです。

 

唯一苦労したのはGPUのコネクタ。しっかり曲げないとケースに接触しました。やはりGPUの幅は110mm前後までが限界ですね。120mmではコネクタが入らないでしょう。

 

じゃあ電源ユニットを本締めしますか、と思った瞬間、違和感に気づきました。

 

ん?待てよ?この電源スイッチどうなるの?

電源スイッチがあるよね・・・!?

 

そうなのです。自作用の電源ユニットには、たいていの機種に電源ユニット専用のスイッチが付いています。もちろんLenovoの純正ユニットには付いていません。

普通であればなんの問題もありませんが、C530は背面の化粧パネルをかぶせます。ということはこのスイッチがジャマになるのでは・・・(汗)

イヤな予感がしてきました。

さっそく化粧パネルをかぶせてみると・・・

 

ちょ・・・なんか・・・電源ソケットがずれてない!!???(汗)

しかも電源スイッチがパネルに押されて、微妙な位置で止まってない!?

どう考えてもズレてます。お疲れさまでした。

 

無理やり配線を押し込もうとしてみますが(危ない)、もちろん入らず!!!!

さらにはスイッチの厚みで、そもそもパネルを密着させることができません!!!

やっちまったーーーーーーーーーーーー!!!

シ・ヨ・ウ・フ・カ・ノ・ウ!!!!

 

代わりのものはないかと手持ちの中から探して、コルセアのSFX電源SF600も当ててみました。SF600はATXに変換できるプレートが付属します。スペーサーを入れて、少し内側にオフセットさせてみますが・・・

 

電源スイッチには当たらないものの、Hydro GSM Pro Liteよりもさらにコネクタ位置がズレています!!

 

終ーーー了ーーーーーーーーおぉぉぉぉ!!!

本当にありがとうございました。

 

電源改造計画は完全にアウトです。全メーカーのユニットを当ててみれば、もしかしたらちょうどピッタリ入るものがあるかもしれませんが、そんなことはもちろん不可能。

しかも、よく見れば純正ユニットは前から空気を吸入し後ろへ風を送る、非常にめずらしいタイプ。もしかしたら専用設計かもしれません。

自作用は底面から吸い込み後ろへ送るタイプがほとんどです。吸気側にはケースカバーがあり、ほんの数mmしか空間がありません。仮に入ったとしても、吸気できず加熱するかもしれません。

残念ながら純正に戻すしかありませんでした。

前面ファンを追加

気を取り直して、前面ファンも追加しておきます。

Legion C530は標準では1つの前面ファンが付いていますが、ファンの設置場所は2つ分あります。今回はCPUもGPUもアップグレードしたので、冷却力は可能な限り高めたいところ。

ということで、前面ファンを2つに増やし、さらに静音性に定評のあるファンに交換していきます。

購入したのはSCYTHE KAZE FLEX 92 SLIM PWM 2500rpm (KF9215FD25-P)

 

大きさ92mm、厚さ16mmの薄型モデル。PWMに対応しており、300~2500rpmの間で動的に変更可能です。

 

薄型を選んだのは、のちのちどこかへ流用する際に便利なため(セコい)。Legion C530は25mmなので、あえて薄型を選ぶ必要はありません。

16mmと非常に薄型

 

ちなみに、純正ファンを留めているネジは、UNC #6というちょっと特殊なピッチ。また、長さは32mmです。ホームセンターでは見つかりませんでしたので、Amazonから購入しました。

 

全面に2つ装着しました!これでCPUにもGPUにも、しっかりと冷却風を取り込むことができるはず。ファンのコネクタは分岐も考えましたが、マザーボードにコネクタが余っていましたので、そこに接続。

仕上げ

電源は純正に戻し、そのほかはアップグレードのまま組み上げました!完成です!

無事に通電は完了!ひとまずWindowsの起動まで確認できました。

 

あとはハードに動かしたときに、電源容量不足で落ちないことを祈るのみです。(笑)

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余裕を持たせたかった電源が、まさか入らないとは!!先入観だけで部品を見てはいけませんね~。反省。

次回はベンチマーク結果をまとめます!(Legion C530魔改造スペックのベンチマーク結果をまとめました

Core i9-9900 + GeForce RTX 3060 Tiはどれほどのベンチマークを示すのか!?

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どうも、太田アベル(@LandscapeSketch)です。 Lenovo Legion C530をできる限り改造して、MAXでパーフェクトなマシンに仕上げる「...

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