Geforce RTX 3060 Ti投入!
CPUに続いて重要な心臓部、グラフィックスボードです。
こちらはピッタリ入るものを探しまくった結果、玄人志向 GG-RTX3060Ti-E8GBを購入しました。カード幅112mmと、3060 Tiではもっとも細身となっています。
下写真の右側メッシュ部分には基板がなく、すべてが放熱フィンとなっていて、風を通り抜けさせるようになっています。新しいGeForceの基板デザインですね。
風がカード上で対流してしまわず、裏側へ逃げていきますので、冷却力は高まります。
右側ファンを透かしてみるとまさにスカスカ。
さてC530に仮組みしてみますと・・・
フレームギリギリですが、無事に入っています!!
化粧パネルはまさにツライチというところ。最も高い部分からは1~2mmしか余裕がありません。よかった~~!
C530はカードを上向き(ファンが上面向き)に付くため、風は下に降りてきます。そのまま対流せずに背面ファンへ流れ込むので、冷却は期待できます。
電源を取り替えてみる!・・・が!?
次は電源ユニットにとりかかります。
もともとはCore i7-9700 + GeForce 1650のグレードで、500Wの電源が付いていました。Core i9-9900、さらにGeForce RTX 3060 Tiに置き換えるので500Wでは安定容量ギリギリな感じです。
電源ユニットの大きさを測ったところ「だいたいATXっぽい」と結論づけました。
買ってきたのはFSPの750W電源 Hydro GSM Pro Lite です。80Plus Gold認証で、高い変換効率を実現。750WあればGeForce RTX 3070でも余裕です。
さて改造です。
電源ユニットは配線が長くてごちゃごちゃしているで苦労します。HDDケージを外し、CPU側チャンバーからずりずりと引き出してきます。
背面から4本のネジを外し、ケース内側にあるこのノッチを押しながら、電源を手前に倒すように引き出します。
取れました!
ここにHydro GSM Pro Lite を入れていきます。ケーブルがセミプラグイン式で必要な配線のみつなげばよいので、とても片付きます。
形はやはりATXサイズピッタリでした!良さそうです。
唯一苦労したのはGPUのコネクタ。しっかり曲げないとケースに接触しました。やはりGPUの幅は110mm前後までが限界ですね。120mmではコネクタが入らないでしょう。
じゃあ電源ユニットを本締めしますか、と思った瞬間、違和感に気づきました。
ん?待てよ?この電源スイッチどうなるの?
そうなのです。自作用の電源ユニットには、たいていの機種に電源ユニット専用のスイッチが付いています。もちろんLenovoの純正ユニットには付いていません。
普通であればなんの問題もありませんが、C530は背面の化粧パネルをかぶせます。ということはこのスイッチがジャマになるのでは・・・(汗)
イヤな予感がしてきました。
さっそく化粧パネルをかぶせてみると・・・
ちょ・・・なんか・・・電源ソケットがずれてない!!???(汗)
しかも電源スイッチがパネルに押されて、微妙な位置で止まってない!?
無理やり配線を押し込もうとしてみますが(危ない)、もちろん入らず!!!!
さらにはスイッチの厚みで、そもそもパネルを密着させることができません!!!
やっちまったーーーーーーーーーーーー!!!
シ・ヨ・ウ・フ・カ・ノ・ウ!!!!
代わりのものはないかと手持ちの中から探して、コルセアのSFX電源SF600も当ててみました。SF600はATXに変換できるプレートが付属します。スペーサーを入れて、少し内側にオフセットさせてみますが・・・
電源スイッチには当たらないものの、Hydro GSM Pro Liteよりもさらにコネクタ位置がズレています!!
終ーーー了ーーーーーーーーおぉぉぉぉ!!!
本当にありがとうございました。
電源改造計画は完全にアウトです。全メーカーのユニットを当ててみれば、もしかしたらちょうどピッタリ入るものがあるかもしれませんが、そんなことはもちろん不可能。
しかも、よく見れば純正ユニットは前から空気を吸入し後ろへ風を送る、非常にめずらしいタイプ。もしかしたら専用設計かもしれません。
自作用は底面から吸い込み後ろへ送るタイプがほとんどです。吸気側にはケースカバーがあり、ほんの数mmしか空間がありません。仮に入ったとしても、吸気できず加熱するかもしれません。
残念ながら純正に戻すしかありませんでした。
前面ファンを追加
気を取り直して、前面ファンも追加しておきます。
Legion C530は標準では1つの前面ファンが付いていますが、ファンの設置場所は2つ分あります。今回はCPUもGPUもアップグレードしたので、冷却力は可能な限り高めたいところ。
ということで、前面ファンを2つに増やし、さらに静音性に定評のあるファンに交換していきます。
購入したのはSCYTHE KAZE FLEX 92 SLIM PWM 2500rpm (KF9215FD25-P)。
大きさ92mm、厚さ16mmの薄型モデル。PWMに対応しており、300~2500rpmの間で動的に変更可能です。
薄型を選んだのは、のちのちどこかへ流用する際に便利なため(セコい)。Legion C530は25mmなので、あえて薄型を選ぶ必要はありません。
ちなみに、純正ファンを留めているネジは、UNC #6というちょっと特殊なピッチ。また、長さは32mmです。ホームセンターでは見つかりませんでしたので、Amazonから購入しました。
全面に2つ装着しました!これでCPUにもGPUにも、しっかりと冷却風を取り込むことができるはず。ファンのコネクタは分岐も考えましたが、マザーボードにコネクタが余っていましたので、そこに接続。
仕上げ
電源は純正に戻し、そのほかはアップグレードのまま組み上げました!完成です!
無事に通電は完了!ひとまずWindowsの起動まで確認できました。
あとはハードに動かしたときに、電源容量不足で落ちないことを祈るのみです。(笑)
[matome]余裕を持たせたかった電源が、まさか入らないとは!!先入観だけで部品を見てはいけませんね~。反省。
次回はベンチマーク結果をまとめます!(Legion C530魔改造スペックのベンチマーク結果をまとめました)
Core i9-9900 + GeForce RTX 3060 Tiはどれほどのベンチマークを示すのか!?
[/matome]
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