大型ファンが静かで冷える!SCYTHE(サイズ) 大手裏剣 参 トップフローCPUファン 実機レビュー

先日からLenovo Legion C530を魔改造しておりまして(笑)、高さが低くて高い冷却力をもつCPUクーラーを探していました。

トップフローではNoctuaのL9シリーズ(Intel L9i/AMD L9a)が、高さも低く、サイズもコンパクトな上、非常に静かです。僕もASUS DeskMini X300で使用中です。

ただし価格がちょっと高く(実売7,500円前後)、なかなか気軽に選べません。

 

今回は上下の空間はあるので、L9iほど低くなくてもかまいません。もう少しお手ごろなものを探したところ、「SCYTHE 大手裏剣 参(サイズ ビッグシュリケン スリー)」がちょうど良いバランスだったので、購入してみました!

購入価格は4,118円Amazon 2021/9/8現在)

SCYTHEといえば10年前からベストセラーを続ける「虎徹」シリーズが有名。手頃な値段ながら、高い冷却力に定評があります。大手裏剣 参も期待できそうです。

さっそくレビューしていきます!

スペック

SCYTHE 大手裏剣 参(サイズ ビッグシュリケン スリー)の公式スペックです。

サイズ122(W) × 69(H) × 122(D) mm(各部の最大突起部を含む)
120 × 120 × 厚さ17 mm (搭載ファン)
ファンサイズ120 × 120 × 厚さ17 mm
ファン回転数 (PWM可変)300(±200)~ 1800 rpm(±10%)
ノイズ4.0 ~ 24.9 dBA
風量8.28 ~ 50.79 CFM
対応CPUIntel 775 / 1151 / 1150 / 1155 / 1156 / 1200 / 1366 / 2011 / 2011(V3) / 2066

AMD AM2(+) / AM3(+) / AM4 / FM1 / FM2(+) / TR4は非対応

ヒートパイプ6 mm径 × 5本(ニッケルメッキ処理済み)
重量475 g(付属ファン含む)
付属品リテンションキット、グリス、図解入り多言語マニュアル(日本語含む)
パッケージサイズ・重量140(W) × 120(H) × 135(D) mm・約 825 g
保証1年間

12cmの大型ファンと緻密なヒートシンク

外観をチェックしていきましょう。

オリジナル設計の直径12cm、17mm厚の大型薄型クーラー「KAZE FLEX120 SLIM」をトップに搭載。回転数は300rpm~1800rpm。

 

全高は一つの目安である70mm以下(69mm)に抑えられていて、スリム型のMini-ITXシャーシでも、搭載できる機種は多いでしょう。

 

ファンは高寿命かつ静寂性に優れたFluid Dynamic Bearing」(FDB)を採用しています。長期間安定動作が期待できます。四隅には防振ゴムが入っていて、振動からの音が防止されます。

 

ケースの高さに余裕があり、さらに冷却能力を高めたいときは、25mm厚のファンに交換も可能。ネジも付属します。

 

ヒートシンク部分が大きく取られ、5本の6mm径ヒートパイプが端から端まで通っており、熱の拡散力は高そうです。

 

 

全体がニッケルメッキされ、光沢も美しく、耐腐食性も高そう。CPUコンタクト部分もしっかり磨き込まれています。

 

 

ちなみにこのヒートシンク、4方向からすべて違う形状にカットされています。これはメモリ部分への干渉を考慮しているのです。

 

大型トップフロー型はそもそも横幅が大きく、メモリと干渉して取り付けられなくなることがあります。その点大手裏剣 参なら、方向を変えるだけでさまざまな高さのメモリに対応できます。これは親切!

 

今回はごく普通の純正メモリなので、低い方でも十分に空間があります。高い方ならLEDヒートシンクを備えた大型メモリでも入りそうです。

 

また、オフセットも4方向で違います。上面から写真を撮ってみました。

今回はLenovo独自設計のマザーボードなのでちょっと参考にならないかもしれませんが、エッジからの位置がそれぞれ違うことがおわかりになると思います。

Mini-ITXで、マザー側のヒートシンクなどが接触しそうな場合でも、4方向のどこかで避けることができそうです。

取り付け

実際に取り付けてみます。

ステーはIntel用、AMD用の両方が入っています。

 

裏側からベースプレートを差しこみます。

 

表側にスペーサーを入れ、マウンティングプレートを置き、ネジ留めします。

 

CPUにグリスを塗り、ファンを静かに乗せます。方向が問題なければ、上から締め込んでいきます。このときロングドライバーがあったほうが便利でした。

 

しっかり固定できたら、ファンの電源を差し込んで完成!

作業にむずかしい場面はほとんどなく、自作が初めての人でもマニュアルをしっかり読みながら作業すれば、問題なく取り付けできそうです。

冷却能力を試す!

今回はLenovo Legion C530のCPUを、Core i9-9900(無印 65W)に換装したマシンでテストしています。

Core i9-9900は、65Wといえど8コア/16スレッドであり、なかなか発熱量は多いCPU。しかも小型ケース(サイドホールなし)の中でどれほど冷やせるか、また騒音が大きくならないかが

PCMark 10でCPUストレスをかけ続けたところ、CPU温度は最大83℃で収まりました。空気が通りにくいケースとしてはなかなか好成績ではないでしょうか。

騒音ですが、低温時は耳を近づけると少し風切り音が聞こえる程度。最大負荷時もそれほど音は大きくならず、低音でサーっとなっているので耳にそれほど響かず、満足できるものです。

すぐ隣にある80mmのケースファンの方がうるさいほどで、そのファンの音で聞き分けできなくなるほどの低い音量です。

大きなファンを低速で回していること、最高負荷時もそれほど回転が上がらないことの2つの効果で、音が抑えられている印象です。

逆に、騒音をがまんして回転を上げれば、まだまだ上のグレードも冷やせそうだと感じました。

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ミドルグレード帯の価格の中でもよく冷えて、しかも騒音が少ないファンだと感じます。大型ですが、ヒートシンクの形状が使う人のことをよく考えてあり、親切です。

虎徹シリーズで人気を博したバランスが、そのまま受け継がれているようですね!

小型ケースでCPUアップグレードを考えていたら、交換用としておすすめできるファンです。

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