どうも太田アベル(@LandscapeSketch)です。
先日から非常に便利に使用している超小型PC「INTEL NUC」。小さくて省電力で、24時間稼働の遠隔操作マシンとして大活躍中です!
さて、このマシン、アマゾンの評価を見ると「ファンの音がうるさい」「発熱がすごい」などの意見がちらほら。
でも僕のマシンはそこまで温度が高くなっていません。もしかしたら、SSDからの熱ではないかと思うんです。
M.2 SSDの発熱はかなり違う
INTEL NUCの最近の機種はメインディスクがだいたいM.2 SSDになっています。しかも、平均1,500MB/sを超える高速なNVMeモデルが必須です。
このタイプのSSDは発熱がすごいことも周知の事実です。
僕のテストした中ではSamsungやPLEXTORなどの読み込み3,000MB/s級のSSDは、単体で70℃や80℃を突破するという、湯沸かし器なみの発熱です。
こんなものを極小のINTEL NUCに詰め込めばどうなるか。通常のPCよりさらに温度が上がるのは確実です。
CPUよりもSSDを冷却するためにファンが爆音になってしまうのではないかと。
WD Blackはけっこう低温でいいですよ
今回僕が使用したWD Blackは最大読み込み速度 2050MB/s、最大書き込み速度 800MB/sと性能は中間程度ですが、温度がかなり低い。
アイドリング時は室温24℃の時点で39℃。ベンチマークで数GBを書きこんでみても58℃までで温度上昇が止まります。
少なくともこの温度であればファンの回転はほとんど上がりません。真夏の30℃を超える日でも余裕を持って対応できそうです。
そんな低温で運用していても、サーマルスロットリングのような現象を確認しています。気休めでヒートシンクをつけたところ、少しだけ最高速度が上がる時がありました。
INTEL NUCで使用するときは使用目的にもよりますが、個人的なサーバや、あまり負荷のかからない作業をするのならあえて速度の低いSSDを選んでおくのもいいでしょう。
その点、WD Blackはおすすめです。
WTS的まとめ
ちなみにこのWD Black、僕が買った直後にモデルチェンジし(泣)、256GBモデルでも最大3,000MB/s読み込みと、価格は据え置きながら大幅に性能がアップ!いや~。悲しいですねこういうの。
まあ速度アップということは温度も上昇しそうです。新型の温度上昇がどの程度なのか、また(お金が貯まったら)検証していきたいと思います。
コメント
WDのBLACKですがNUC7i5BNHを1年前に購入した時、一度試しました。ところが認識しません。実はWDのBLACKはNUC7i5BNHの対応表に載ってませんでした。全く使えないわけではなく、方法はあるようですが、Blueにすれば、問題なく使えるので、BLACKは断念しました。
で、今絶賛熱暴走です。
ファンがうるさいのは別に良いんですが、熱くなりすぎて再起動繰り返すのは困ります。
M.2SSDは起動に使っているので(そのためのSSD)そのままにしますが、HDDの方は外付けに使用と思います。ボックスの中に隙間が増えれば冷えるのに役立つんだそうで。
それでもダメなら、M.2SSDやめて、hddの代わりにSSD使うとか、考えてみましょう。
コメントありがとうございます。
問題はSSDの熱ではなく、完全にCPUとファンですね。
高性能のNUCはちょっと考えものです。
CPUが熱いという話ですが、稼働中に天板に触ると、すごく熱くなってきますから、たぶんCPUが熱いと言うのが正しいのかなと思います。NUCは裏面を開けるとHDDホルダーの下にM.2SSDがありますよね。その熱は、熱伝導のテープを介して、HDDホルダーの方に伝わるはずで、だからHDDが稼働しているなら、熱がこもる可能性大なんですが、現在HDDは外しておりまして、それでも関係なく熱くなります。NUC5i5RYHでもHDDは外してあるのですが、全く熱の問題はないです(使い方としてはむしろ酷使しているのですが)
一方、NUC7i5BNHは、PC活動中に天板を触るとかなり熱いです。
天板外すと、底に楕円を半分にしたような金属面が出ますが、おそらくその裏にCPUがありますよね。(裏面開けてもCPU見えませんので)という事で、この天板(プラスチック)外して、金属面に直接冷やすようなこと(ファンをつけるとか)すれば少しはましかと思ったんで、今画策中。
ノーパソ時代は、底面を少し隙間を空けたり、ファンをつけるとすぐに熱が下がったんですが。NUCはうまくいくのかどうか。
ファンをご覧になられたのならすでに気づいていらっしゃるとおもいますが、かなり小さく薄いファンです。チップセットぐらいならいいでしょうが、CPUを冷やすにはかなり実力不足でしょう。
本体を金属製にして全体での放熱も考えたようですが、それでもきびしい設計です。
たぶんですが、天面側から冷却しても、マザーが多少冷える程度だと思います。
底面のスキマでもあまり効果ありません。
メッシュのラック(金網状で空気の流れはかなり高い)に置いてみましたが、温度はほぼ変わりませんでした。
有効なのは側面のスリットから空気を送ることです。
僕も側面へ小型ファンを貼り付けたり、USBのファンを回そうか、なんてことも考えたのですが、静音を追求したいのに騒音源を増やしてどうする?的な矛盾に陥ります。(笑)
僕はDeskMini 310に逃げて(苦笑)しまいましたが、匿名さんの検証で良い結果がでましたらぜひコメントしてください!
NUC7i5BNHの排熱に成功しました。
結局側面スリットからファンで空気を送り込みました。
Amazonでよく1500円程度で2個セットで売ってる12センチのファンです。これを左右のスリットの横に1つずつ置いて、風の流れを作りました。
ファンを置く前は、
①CPUファンの設定はCOOL
②天板は外して、CPU上部の金属面は露出。
③HDDは外す。
まではやりましたが、このとき、起動時にCPU温度は55度から60度。1時間ほど使うと、80度は軽く超えます。
天板を外した金属面に触れると、熱いお風呂くらいの温度です。
CPUファンは回りっぱなしでした。
何も措置を執らなかったときと比べて、ほとんど変化はありません。
これがファンを左右に置くと。
CPU温度は、起動時には45度以下。2時間ほどYOUTOBE見た後でも55度前後。60度は超えません。
そこでHDDはPCに戻しましたが、温度に変化ありませんでした。
CPUファンはもう回っていません。
この結果に驚いています。
12センチのファンは、音がないわけではないですね。でも、NUCのCPUファンよりは遙かに静かですし、音が低めなので耳障りではないです。
結果として、CPUファンが止まった分、ずいぶん静かにはなりました。
それに、このファンは安価です。
NUCは機能的には満足ですし、私はインテルのサービスにも満足しているのですが、この排熱だけが問題でした。長時間使用で、シャットダウンが出るようになったので、解決しなければ、もう少し大きいデスクトップに変えようかとも思っていましたが、これでこのまま使っていけそうです
今回色々やってみて、まずは天板をプラスチックからアルミに変えた方が良いと思いました。もしアルミなら、外さなくてもファンを置くだけで排熱ができるでしょう。
底板は金属なのですから、天板もアルミとかにできないのでしょうか。
実はNUC5i5RYHが、NUC7i5BNHの隣に置いてあるんですが、こちらはそもそもNUC7i5BNHよりずっと温度が低いんですが、現在はNUC7i5BNHの方がずっと冷たくなっています。
NUC5i5RYHは、ファンの風の中に置いてあるんですが、天板はつけたままなので、やはり天板は熱をこもらせるのではないかと思います。
現在金属製のメッシュの板を購入して、NUC7i5BNHの天板代わりにするつもりです。一応多少の埃よけです。
追加です。
ASRock Intel H310 を使っておられるようですが、私が使っているファンの大きさは、この機種の内部のファンとそれほど変わらないと思います。音としては高温はなく、(NUCのCPUファンのような、フュンフュンというような高温の回転音ではなく)低い回転音のみです。
たぶん、大型のデスクトップによく使われているような機種だと思います。
ASRock Intel H310 を見たことがないので比較はできませんが。
ちなみに、ファンは、Mauknci USBファン 12cm 2台1組 を使ってます。
Amazonで売ってますよ。1400円くらいでした。
詳しい検証をありがとうございます!
サイドからの送風がやはり最適のようですね。
音としては問題なさそうですが、12cmですとほとんど本体と同じサイズではないでしょうか?
せっかくのNUCがかなりごっつくなってしまっていそうな感じが・・・(笑)
こうでもしなければ冷やせない筐体は、やっぱり設計ミスに近いといえるでしょうね。
匿名さんのおっしゃる通り、天板アルミ化、ファンの変更は必須でしょう。
僕としてはCore i5、i7はもう少し大型の筐体にすべきだろうな~と思います。7nmのCPUが出てきたら解決するかもしれませんが・・・
あとここまで知識をお持ちなのでおせっかいかとは思いますが、ファンのUSBはコネクタやケーブルの発熱に十分ご注意を!
USBは常時、比較的高い電圧をかけておくとかなり発熱するものがあります。時には焼損したり、最悪火が出る恐れもありますので、くれぐれも気を付けて運用してください。(私は一回サーバールームに充満するほどの煙を出しました)
DeskMini 310はNoctuaの9cmファンです。
詳細はこちらのレビューにありますが、35WのCore i5-8400Tでも非常に静かに冷やしています。
https://worktoolsmith.com/deskmini310-i5-8400t-review-2/
USBの発熱は気を付けます。ファンは常時回ってますからね。
ほかのUSBでも、確かに発熱することありますね。今のところ焼けたり煙が出たりはないですが、埃とか、周りの換気には気を付けています。といっても机の上中ごちゃごちゃではありますが。
おっしゃるとおり、12インチのファンは、NUC本体と同じぐらいですよ。
NUCはともかくその小ささと、高スペックを共存させているところが売りなんだと思いますから、大きさは譲れないんだろうとは思いますが、排熱の問題を考えると限界ですよね。
NUC5i5RYHでは、ほとんど排熱の問題はなかったんです。最初は本当に静かで、びっくりしたんですけどね。長期保証いっぱいの3年目に入って、ようやくCPUファンが良く廻るようになったんです(中に埃がたまったのかも)
でもNUC7i5BNHは、購入直後からぶんぶん廻ってましたからね。
第8世代では、スリットをメッシュにしたりして、排熱を配慮しているそうですが、CPUの排熱が激減しない限り、あの程度の変更で大丈夫かなと思います。内部的にHDDがあろうとなかろうと、風通しができる状態ではないですね。
逆に言えば、ファンを置いただけでCPU温度が50度以下になってしまう状況から、設計のミスは歴然でしょうね。
もう少し大きくして、12センチとは言いませんが、ファンをつけるとかした方が正解だと、私も思います。
でも、きっとインテルはしないでしょう。
サポートに聞いたときも、「ファン置いて下さい」とはいってなかったですし。。。
まあ、NUC5i5RYHを4年ほど使った経験では、排熱の問題さえなければ、同程度のノーパソに比べると、安定性が高くて、動きが速かったですから、その点は気に入っているんですけどね。取りあえず、NUC7i5BNHは、ファンと一緒に使っていこうと思います。
以前ファンをつけた者です。
その後もう1台ファンを買って、ファンNUCファンNUCファン の状態で使っています。
排熱の問題は解消し、パソコンとしての機能は申し分ありません。
12㎝でも3台廻っているからなのか、しばらく使ってファンにゴミがたまったのか。最初気にならない程度だったファンの音が、結構してるんだなと思うようになりました。が基本、気にしてないので良いです。
大型のデスクトップとか、HDDケースとかのファンが回っているくらいの音です。
古いBDレコーダーの方がうるさいかも。
問題が生じたのは最近で、ファンが勢いが良すぎて寒いです。夏の頃は全く気にしなかったのですが。
そこで、ファンNUCファンNUCファン を段ボールで海苔巻きのように巻いています。風の方向を固定できて、自分にダイレクトに風が吹いてくることは避けられます。見栄えが悪いですが。
いっそ、ファンとNUCを1つのPCケースに取り付けてみようかとも思っていますが、適したケースがないので、自作かなと考えたりしています。
ともかくファンは、NUCを冷やすには非常に役に立っています。
継続レビュー、ありがとうございます!
無事に運用できているようでなによりですが、ファンNUCファンをさらにダンボール巻ですが・・・
仮想通貨を採掘するASICという機械を連想しました。
もはやNUC以外の方が良くないですか?(笑)
NUCをバラして自作されるくらいなら、NUCを売ってDeskMini 310はどうでしょう。
Noctuaのファンを使えばほとんど無音のような運用ができています。
いや、もしかしたら匿名さんの自作が、INTELに新たなアイデアを与えるかもしれませんね。
いっそ自作。。。。
正直だんだん考えはじめています。
性能はNUCに全く不満はないのですが、やっぱり排熱ですかね。第8世代は改善されたとはいえ、どうなのかなあと。NUCはそこそこお値段もしますし、同じ予算なら自作できそうですしね。
仮想通貨発掘。。。あれかな。確かに。
最近、クリスタでデジタルの絵をぼちぼち描くようになって、スペックは問題ありませんが、やはり排熱が少し上がってきているようです。
普通の使い方ではファンを回せば、CPUが60℃に達することはありませんが、絵を描くと、超えてくるようです。別にファンを使えば、熱暴走はしてませんが、これだけ風送って。。。と思うと、やはり設計上もう少し排熱考えた方が良いかなと思いますね。
実際NUCの使用では、モニター裏に据え付けたりして、録画機能も持たせることができるようですが(リビングPCとして)排熱を考えると、果たしてそれで上手く動くのかどうか。
で、ご指摘のDeskMini 310も含めて、少し検討しています。
NUCが爆音なため、調べてたらここにたどり着きました。
色々調べて、結局のところ、原因はTurboBoostかと思います。
ターボブーストをONにすると一瞬で100℃近くまで上がります。
クーラーがどうというレベルじゃないです。
だから、BIOSでターボブーストを切るか、
コンパネの電源管理「最大のプロセッサの状態」を1%でも落とせば、ファンは安定するかと。
それでも静音でターボブーストを求めるなら、
「BIOSにてファン速度を100℃でも低速回転に設定する」
とか「システムの冷却ポリシーをパッシブにする」
しかないでしょうか。
r2さん >
詳細なご報告、ありがとうございます!
なるほど、これは非常に関わりがあるかもしれないですね。
このNUCはすでに手放してしまったので調査はできませんが、他の読者さんが喜ぶ情報だと思います。