すばらしいキーボード
ThinkPadといえばキーボード。
X230に採用されているキーボードは最近のThinkPad全体に採用されているアイソレーションタイプの「6列Precision Keyboard」
キーは軽い力で「くっ」と入っていき、「タンッ」としっかりとした底突き感、反発があります。これはフレームの強度がしっかりしているThinkPadならでは。キーの間隔が広い上にキー自体も大きく、タイプミスが発生しにくいキーボードです。
他のシリーズ同様、非常に打ちやすいキーボードに仕上げられています。
さすがにこの大きさではキーの並びには制限がありますが、文字を打つ上で気になる部分はありません。変則的なのはHome End Insert Deleteのキー。
ファンクションキーと一本のバーのようにまとめられています。あまり使わないHome〜Insertまでが小さく、一番使うDeleteが大きくされているのがよい工夫です。Deleteと間違えてInsertを押すようなことはありませんでした。
プリントスクリーンキーの位置が一番変わっています。なぜか右ALTの隣に来ています。これは一瞬とまどいますね。
タイプ感覚は非常によく、この原稿もX230で書いていますが、あまり疲れを感じません。
パームレストのデキもよい
パームレスト手前はやわらかく湾曲しています。
ここは常に手のひらに当たる部分なので、個人的に非常に注意している場所です。
MacBook Airのように手のひら全体が乗せられるノートならよいのですが、X230のようにパームレストが狭い場合は本体のフチに手が当たります。すると角ばっているタイプでは手に食い込み、長時間打っていると痛くなってきます。
長時間パソコンを使うであろうユーザーを想定しているのでしょう。丸みのある処理は非常に好感が持てます。
温度はパームレストは左側のほうが温かく感じます。ほんのり温かくなる程度でイライラするほど熱くはなりません。熱の逃がし方もうまいです。