[Synology NAS] Gitlabサーバを構築してみる

Synology NASには追加アプリとしてGitlabをインストールすることが可能です。

非常にカンタンな手順でGitlabのグラフィカルなUIを使用することができます。

プライベートリポジトリを無制限に作り放題です!

Gitlabのインストール

まずはGitLabのインストールですが、これはなんとワンタッチ!

パッケージからGitLabの(例の怖い)アイコンを見つけ、インストールを押すだけ

Synology GitLabインストールボタン

例の怖いアイコン

GitLabはローカルのOS上で動くわけではなく、Docker上で動く形になります。そのため同時にDockerがインストールされます。またデータ保存はMariaDBになるので、これもまたDockerコンテナとして追加されます。

Synology OS > Docker > GitLabとMariaDB

という階層構造になります。

Dockerのインストール、コンテナの設定まですべてSynologyがやってくれますので、このDockerとMariaDBを全く理解していなくても問題ありません

 

ポート番号を決めます。

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ドメインと管理者メールの設定。ドメインは「Gitlab.home」など適当なもので構いません。(正式なものを取得しているのならそれを使ってください)

Synology GitLab インストール

 

 

また、インストール時にいくつものIDとパスワードが必要になります。どれがどのパスワードなのか、注意してメモをしてください。次の3つが必要になります。

  • (MariaDBが初インストールの場合)MariaDBのルートパスワード
  • MariaDB内に作られるGitLabのDBのIDとパスワード(標準ではgitlab_userになっています。パスワードは任意の複雑なもの)
  • GitLabそのもののルートIDとパスワード

Synology GitLab セットアップ

Synology GitLab セットアップ

GitLab起動

インストールが終わりしばらくするとポート30000でGitLabにアクセスできます。

早い段階でアクセスしてしまうと「502」エラーの画面になってしまいます。502が出た場合は3分ほど待ってから再アクセスしてみましょう。

正常に起動するとこの画面になります。ルートパスワードを変更する必要があります。

Synology GitLab セットアップ 初回起動時

設定が終わるとすぐに使うことができます。UIもそのまんま!

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リポジトリはGitHubや公式のGitLab.comなどからインポートすることができます。

GitHubの場合、アクセスキーを取得しSynologyのGitLabに設定。

リポジトリのリストが並ぶので、横のインポートボタンを押す。リポジトリ大小にもよるが、数分でリポジトリがコピーされました。

リポジトリの実体の場所

ファイルマネージャから見ると、「docker」という共有フォルダ内にgitlabディレクトリが作られています。

その下の「repositories/ユーザー名」の中にリポジトリの実体データが格納されてました。バックアップスケジュールを必ず組みたいですね。

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