こんにちは、太田アベル(@LandscapeSketch)です。
サブマシンとして使っているDeskMini X300のデータディスクを、500GBで運用していたのですが、少々足りなくなってきました。(DeskMini X300の組み立てレビューはこちら)
AI解析用に大量の画像を入れたり、仮想PCをいくつも作ったりしていると、500GBでもすぐに使い果たしてしまいますね。
ということで、1TBにアップグレードです!
価格はもちろん安いほうがいいのですが、複数の仮想PCを立ち上げたりするので、ある程度高速なものを選びたいところ。
その要望にちょうどハマったのが、今回の「シリコンパワー NVMe 1TB SSD (SP001TBP34A80M28)」になります。
15,000円前後でこの容量としては安め。ですが、シーケンシャル読込 最大3400MB /s、書込 最大3000MB /s(公称値)という、NVMe 3.0ではハイエンドクラスに匹敵するアクセス速度がうれしい!(価格は2021年4月現在のもの)
さっそくレビューしてみます!
- 比較的安価
- ハイエンドクラスに迫る高速アクセス
- 5年間保証
本体形状をチェック
箱はシリコンパワーのイメージ(格子状に光る球体)が描かれたパッケージ。
本体は薄い金属シールが付いているだけの、ほぼむき出しのタイプ。ヒートシンクは付属しません。
裏面にはチップの実装はなし。2TBになると実装されるのかもしれません。
DeskMini X300のサブM.2スロット場合、ほとんどケースとのスキマがないためヒートシンクが付けられません。
その代わり、2mmほどの放熱シリコンパッドを貼っておくと、ベースプレートとの間にくっついて熱をベースプレートに逃がしてくれます。ちょっと作業はむずかしいですが・・・
あまり厚いパッドを貼るとSSDが曲がってしまうので、取り付け注意です。
ベンチマーク
ベンチマークを取ってみましょう。
検証したマシンはDeskMini X300 / CPU Ryzen 7 4750G / メモリ 32GB です。
速いですね!ほぼ公称通りの速度、シーケンシャルアクセス 読込 3440MB/s、書込 2988MBs/が出ています!読込は公称値(最大3400MB/s)を超えていますね。すばらしい!
ランダムアクセスも非常に速く、4K Q32T16は読込1393MB/s、書込2507MB/sと出ました。(なぜか書込が倍近く速いですね)
この前に付けていたIntel 660pがランダム550MB/s、書込480MB/sだったため、仮想マシンの動作がけっこう軽くなったように感じます。特に複数台を一気に立ち上げたときの待ち時間が、体感で速い。
良い感じです!
温度
ベンチマーク中の温度をチェックしてみました。
放熱パッドを貼り、ケースと密着させただけ状態での計測で、最高温度71℃、アイドリング時45℃付近となりました。室温は20℃です。X300は小型のケースで、サブM.2スロットのある裏側はファンがありません。完全に自然放熱になります。
この速度を発揮するクラスとしては落ち着いた温度と言えるのではないでしょうか。
ただ夏場はさらに温度が高くなると予想されます。サーマルスロットリングを起こさないためにも、機材の寿命を縮めないためにも、可能な限りヒートシンクは付けたいところです。
WTS的まとめ
価格は安めで、速度はハイエンドクラス。価格比較サイトでも常に上位の人気を保っている理由がわかります。満足感・オトク感が高い1枚です。
手軽なパワーアップ機材としてオススメできます。
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