ASRock Deskmini X300にRyzen 7 Pro 4750G(Pro 5 4650G / Pro 3 4350G) を組み込んでみる!【組み立て編】

どうも、太田アベル(@LandscapeSketch)です。

ついに登場したAMD Ryzen 4000シリーズ対応 超小型ベアボーンキット「ASRock Deskmini X300」。さっそく8コア / 16スレッドを実現するRyzen 7 4750Gを搭載していきたいと思います!

今回は組み立て作業のみのレビューになります。ベンチマーク、消費電力などの性能試験はもう少し時間がかかりますので、いましばらくお待ちください。掲載時に追記いたします。

また今回の作業内容は同シリーズのRyzen 5 4650GRyzen 3 4350Gでも全く同じになります。

CPUファンには静かでよく冷えると評判の「Noctua NH-L9a-AM4」を採用。静かなハイパワーマシンを目指します。

さっそく組み立ててみましょう!

使用機材

パーツパーツイメージスペック
ベアボーンASRock Deskmini X300


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CPUAMD Ryzen 7 4750G
CPUファンNoctua NH-L9a-AM4 chromax.black


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メモリCFD販売 Crucial (Micron製) PC4-25600(DDR4-3200) 16GB x2(合計 32GB)
メインSSDSamsung 970 EVO (NVMe 500GB MZ-V7E500BW)

組み込み手順

「パソコンの自作」と言うとなにやらむずかしそうな作業を想像しますが、Deskmini X300の場合、それほど心配ありません。

今回はCPUファンを別売りのもの(Noctua NH-L9a-AM4)に変えたりするため手順が多くなっていますが、Deskmini X300に付属のファンを使い、M.2 SSD 1枚だけを使う構成であれば、迷っても30分程度で、慣れた人なら10分でも組み立てられるほどシンプルです。

まずは背面のネジ4本を外し、バックパネルごとマザーボードトレイを引き出します。

途中でケーブルを1本外します。

続いてAPUの設置。まずロックバーを上げ、APUをソケットと向き(マーカー)を合わせてそっと置きます。(合っていると力を加えずともソケットにピッタリと重なります。合っていないと横からピンが見える状態になります)

三角マークが同じ位置に来るようにします

合っていればピッタリと入る

ロックバーをゆっくりと押し下げ、ロックします。

CPUファンの搭載。付属のファンは上からかぶせるように付けますが、今回のNoctua NH-L9a-AM4はバックプレートの付け替えが必要

まず付属のCPUファンスタンドを取り外します。このパーツの固定ネジは異様に固いですが、ゆっくりと強い力をかけていけば回ります。一気に回すとネジをナメる可能性がありますのでご注意を。

マザーボード四隅のネジを外し(背面パネル側はロングドライバーがあると便利)、マザーボードを少し上に引くように取り外します。

裏側のバックプレート(鉄板)を取り外します。最初はぴったりくっついているように感じますが、接着はされていません。端にゆっくり力を加えていけばパカッと取れます。

APUにCPUグリスを付け、ファンを載せてネジ留めしていきます。

最初にネジ穴を合わせつつファンを載せ、次にマザーボードとファンをズレないようにサンドイッチを持つように持ち、そっと裏返します。ズレるとグリスがはみ出す恐れがありますので、しっかりと両手で持って裏返した方がいいですね。ズレないように裏返す部分に、ちょっとコツが必要です。

最初にバックプレートとネジを付けるやり方も考えてみたのですが、裏から締めようと裏返したときに、ネジがすべて落ちてしまってまったくうまくいきません(笑)
僕としては今のところ、この裏返し方式がベストです。ほかに技があったらコメントしてください。

裏返しましたら、Noctuaのファンに付属しているプレートを合わせます。下のようにとりあえず載せ、少しずつずらしながらネジ穴を探すやり方がやりやすいです。

裏側から改めてネジ穴を合わせ、ネジ留めしていきます。ファン固定ネジは均等に力がかかるように対角線で少しずつ締め込み、グッと手ごたえを感じたらOK。

ネジ留め後はファン全体を手で少しひねってみて、ぐにゃっと動くようならもう少し締めます。ほぼ動かなければOKです。必要以上に締めすぎるとマザーボードが反ってしまい、故障の原因となりますのでほどほどに。ファンが動かなければ多少スキマがあっても問題ありません。

ファン全体を少しねじってみる

ファンの電源ケーブルを忘れずにマザーボードに接続します。通常は「CPU_1」という文字が書いてある端子に挿します。

右側がCPU_1

向きがあるので確認してください

メモリを挿します。上から差しこみ、カチッと水平にロックされればOK。ちなみに最大容量はなんと64GB!一昔前のハイスペックサーバー並の容量を、こんな小さなマシンに積めるんですよね~。すごいものです。

M.2 SSDを取り付けます。M.2スロットはマザーボードの表、裏にそれぞれ1基ずつ。通常は表側をメインディスクにします。(Ryzenの場合はどちらでも変わりませんが、Athlon 2xxを搭載すると表側はPCIe x4、裏側はPCIe x2となるため)

ちなみに、しっかりとネジ留めしてもこのようにナナメになりますが、正常です。端子を避けてこの角度になっています。

あとは逆の手順で元に戻せばOK!

非常に速く、非常に静か

結論として、Ryzen 7 4750Gは非常に高速で、Noctua NH-L9a-AM4は非常に静かです。8コア / 16スレッドのパワーをこの小ささに収められるとは、うれしい限り。

アイドル時は耳をはり付けるほど近づけてようやっとフォーという風切り音が聞こえます。30cmも離れれば聞き分けられなくなります。通常アイドル時は1200~1300rpmを指しています。(ファンのBIOS設定はスタンダード)

ベンチマークを取り始めCPUが高温になるとともにファンの回転は高速になり、ファンの風切り音が聞こえてきます。回転数は1500rpm以上。

騒音が聞こえてくるといっても音質としてはかなりの低音で、あまりうるさく感じません。高回転状態であっても、1mほど少し離れた位置に置けば生活音に紛れてしまうほどで、スピーカーで音楽をかけていれば聞き分けるのは容易ではありません。

他メーカーのファンに比べかなりノイズが少ないですね。これがNoctuaの強さです。

静かなだけではありません。CPU(Ryzen 7 4750G)の最大負荷テストを行っても最高温度は68.8℃に抑えきるほどの実力。(室温24℃、ファン付属のNoctuaグリスを使用)

最高グレードのRyzen 7 4750Gですらこの静かさと冷却力なので、下位グレードならさらに余裕をもって冷却できるでしょう。CPUグレードを問わず安心して購入できるファンです。

WTS的まとめ

4コアのRyzen 5 3400Gから、一気に8コア16スレッドものRyzen 7 4750Gにステップアップしましたが、音、温度ともほとんど変わらず使用できています。

Ryzen Zen2コアの省電力性能と発熱の低さと、Noctua NH-L9a-AM4の静音性能の高さが相乗効果で良い方向に行っています。

もちろん作業速度は大幅にアップ!特にAdobe LightroomによるRAW現像は、8コアのおかげで目に見えて速くなりました。

ただ、別レビューで性能テストを行っていますが、Ryzen 7ではフルロード時に100Wを超え、アダプタの容量ギリギリになる場面がありました。オーバークロックや常時最高速に張り付くような使い方はやめたほうがよさそうです。

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