デスクトップとノートの中間に 一体型ゲーミングマシン G-Tune NEXTGEAR-ONE io500 体験レビュー

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ゲーミングノート、ゲーミングタワーデスクトップはたくさん発売されていますが、あまり見ないのが一体型ゲーミングマシン。しかしこの一台を待ち望んでいる人も多いのではないでしょうか?

高い性能でゲームだけではなく通常業務にもデザイン作業にも使える一体型、G-TUNE(マウスコンピューター)の一体型ゲーミングマシンNEXTGEAR-ONE io500をレビュー

「そうそうこれこれ!」という絶妙なラインを突いた、使えば手放せなくなる逸品。

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一体型パソコンが必要な人って?

一体型パソコンは「パソコンに詳しくない人が買う」ジャンルだと思われてきました。

僕もio500を使うまではそう思い込んでいました。

箱から出して電源をつなげばOKという手軽さは、初心者のみが望むことだと思い込んでいたのです。

ですから、パソコンに詳しい人がかなりの割合を占める「ゲーミングPC」のジャンルとして、一体型の需要なんてあるんだろうか?と、手に入れるまでは疑問を感じていました。

 

ゲーミングPCというジャンルを見ると、

  • ゲーミングノート=持ち運びしたい、もしくは部屋が狭い人が買うマシン(=僕です)
  • ゲーミングデスクトップ=買った後もガンガン改造を加えたい人が買うマシン

と大きく二分されるはずです。

 

そのなかで一体型ゲーミングパソコンが訴えかけるのはどんな人へか、と考えると

  1. 部屋はわりと空いている(ある程度離れてTVを見られるぐらい)
  2. 設置に手間はかけたくない(パソコンに詳しくない、もしくは詳しいがめんどくさい)
  3. 購入後はそんなに改造する気はない
  4. ノートより大きな画面がほしい(17インチ以上)
  5. ゲームが十分動かせるスペックはほしい

こんな思いを持っている人に対してではないでしょうか。非常に限定される条件ではありながら、ノートでもタワーデスクトップでも実現できない項目があります。

今回の G-TUNE NEXTGEAR-ONE io500上記の内容をピタリと満足させるマシンに仕上がっています。

外観とスペック

シャープですっきりとしたパッケージング。液晶TVのような雰囲気です。家族が集まる居間に置いたとしても、まったく違和感がありません。パソコンは見えない形です。

大きさは23.6インチの大画面で、50cmの距離でも視界いっぱいになる迫力です。

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色変化の少ない大画面

大画面でも色変化の少ない高品質な液晶です。

ちなみにレビューしている機種はタッチパネル搭載のグレア(光沢)画面ですが、タッチパネルのないブロンズモデルでは非光沢となります。ご注意ください。

ポート類も充実

背面、左側面にUSB 5ポート、有線LAN、HDMI出力、HDMI入力、SDカードリーダー、ヘッドホン端子など豊富に揃っています。

設置がカンタン!

一体型ですから設置はカンタン!

  1. 箱から本体、キーボード、マウスを取り出す。(取り出し)
  2. 電源ケーブル、キーボード、マウスをつなぐ。(接続)

というたった2ステップでもう起動準備完了です!

すぐに大画面ゲームの世界へ飛び込めます。

基本スペックはしっかりとゲーミングマシン

io500は「ゲーミング」と名乗るのにふさわしいスペックを搭載。

  • 全機i7-4700HQ以上
  • GeForce GTX860M(2GB)
  • メモリ4GB以上
  • 23.6インチFULL HDグレアディスプレイ
  • ディスプレイはタッチパネル (ブロンズカスタム以上)

通常の一体型パソコンでは初心者向けがほとんどで、いろいろな機能をしぼって安く作られますが、io500はGeForce GTX 860Mを搭載するまともなゲーミングマシンです。

最廉価モデルと最上位モデルのスペックを見てみましょう。

スペック(ブロンズモデル)

価格 ¥119,800(税別)から

項目 スペック
OS Windows 8.1 Update 64ビット
CPU インテル® Core™ i7-4700HQ プロセッサー (4コア/2.40GHz/TB時最大3.40GHz/6MB スマートキャッシュ/HT対応)
グラフィックス NVIDIA® GeForce® GTX860M(2GB)
メモリ 4GB PC3-12800 (4GB×1)
ハードディスク 320GB SerialATAII 5400rpm
チップセット インテル® HM87 Express
カードリーダー マルチカードリーダー
ディスプレイ 23.6型 フルHDノングレア液晶(1,920×1,080/ LEDバックライト)
無線LAN インテル® Dual Band Wireless-AC 3160 (IEEE802.11 ac/a/b/g/n)
BlueTooth Bluetooth® V4.0 + LE 準拠モジュール
LAN Killer™ E2200 (ゲーマー向けに最適化された高速LANを標準搭載)

プラチナモデル

価格 ¥279,800(税別)から

項目 スペック
OS Windows 8.1 Update 64ビット
CPU インテル® Core™ i7-4700HQ プロセッサー (4コア/2.40GHz/TB時最大3.40GHz/6MB スマートキャッシュ/HT対応)
グラフィックス NVIDIA® GeForce® GTX860M(2GB)
メモリ 16GB PC3-12800 (8GB×2/ デュアルチャネル)
SSD 【RAID 0】 2TB (ストライピング) 500GB mSATA SSD Samsung 840EVO シリーズ ×3 500GB SAMSUNG 840 EVO シリーズ Serial ATAIII ×1
チップセット インテル® HM87 Express
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
カードリーダー マルチカードリーダー
ディスプレイ 23.6型 フルHDグレア液晶 (10点対応マルチタッチパネル ※Windows® 7 モデルは2点対応/ 1,920×1,080/ LEDバックライト)
無線LAN インテル® Dual Band Wireless-AC 3160 (IEEE802.11 ac/a/b/g/n)
BlueTooth Bluetooth® V4.0 + LE 準拠モジュール
LAN Killer™ E2200 (ゲーマー向けに最適化された高速LANを標準搭載)

(スペックは2014/11/09現在のもの)

 

それぞれのモデルで大きく違うのはストレージ

ブロンズモデルはHDDが1台のみとなりますが、ゴールド以上のクラスではすべてRAID 0を組んであり、プラチナカスタムともなれば1TB SSDを4台でRAID 0というむちゃくちゃな仕様。

 

で、今回のマシンはそのプラチナカスタム。ストレージの速さを計測してみると・・・なんだこれ!

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なんとシーケンシャルリード1,600MB/sを超えてます!(笑)
シーケンシャルライトも1,178MB/sというとんでもない数値。

こりゃすごい。

電源断の状態からわずか3〜4秒でWindows 8が起動状態となります。いろいろなゲームも読み込みが速い速い!読み込みの長さで戦闘意欲を削がれそうになるバトルフィールド4でもサクサクです!

ベンチマーク 3DMark(2013)

気になるベンチマークを取っていきましょう。まずは定番3DMark。

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ベンチマーク ポイント
3DMark (2013 Ice Storm Extreme) 103256
3DMark (2013 Sky Diver) 11738
3DMark (2013 Cloud Gate) 16062
3DMark (2013 FireStrike) 3710

 

重いFireStrikeも、目安となる3000を大幅に超えてきています(3710)ので、ほとんどのゲームで遅さを感じることはないでしょう。

それ以外のシーンでもカクツキや処理落ちなどはほぼ見られませんでした。

ベンチマーク FF14新生エオルゼア キャラクター編

続いてFF14新生エオルゼア キャラクター編です。

設定 ポイント
1920×1080(FULL HD) 最高品質 5925 とても快適
1024×768 最高品質 11951 非常に快適
1024×768 高品質(デスクトップPC) 12629 非常に快適
1024×768(ノートPC) 20558 非常に快適

 

1920×1080のFULL HDで最高品質で流しても5925(とても快適)の判定となります。必要十分な品質で遊べますね!

もちろん1024×768など解像度を落とせば12629以上とさらにポイントはアップしますが、せっかくのFULL HD液晶なのですからこの設定ではもったいないですね。

ベンチマーク ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストXで行ってみましょう。

設定 ポイント
1920×1080(FULL HD) 標準品質 4074 普通
1920×1080(FULL HD) 高品質 2884 やや重い
1280×720 標準品質 6702 快適

 

という結果となりました。FULL HDでも標準品質なら「普通」の判定ですから、心配なく遊べるといえます。

高品質ではやや重いという結果でしたが、画面を眺めている限り「どこが重いんだろう?」と疑問に思うぐらいでした。本番のゲームを始めると気づくのかもしれませんね。

さらに便利なHDMI入力ポート

NEXTGEAR-ONE io500はゲームマシンとしての使い方だけではなく、大型ディスプレイとしての使い方もできます。

便利なHDMI入力端子を装備しており、家庭用ゲーム機やスマートフォン、ブルーレイレコーダー等の周辺機器の映像を映す事が可能です。

一台でPCゲームからコンソールゲーム機、ブルーレイ、ビデオ映写をすべてこなす事ができてしまいます。

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WTS的まとめ

非常に絞られた人に訴えかける一体型ゲーミングマシンio500。しかし単純な発想で作られたマシンではなく、非常によく考えられた一台だと感じます。

以前はマニアだけが楽しめた重量級ゲームでも、ここまで手軽に遊べる時代になりました。もちろん基本機能が十分に高いので普段の仕事やデザイン作業も快適です。

GeForce GTX860Mの力で動画編集などの業務でも力を発揮するでしょう。(Adobe PhotoShop、Adobe PremireなどではGPUアクセラレーションも効きます)

  • 大画面で、フルスペックでゲームを遊びたい!でも設置はめんどう!
  • 見た目にもオシャレなゲームマシンがほしい
  • イカツいゲームマシンは家族にイヤミを言われる!(笑)
  • デザインを快適に行える一体型がほしい

そんな時はNEXTGEAR-ONE io500を検討してみてください。

次回は本体の細かな機能をレビューします。

 

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NEXTGEAR-ONE io500公式サイトはこちら

 

■掲載ベンチマーク結果についてのご注意■

ベンチマーク結果は選択したスペックによって大きく上下します。また機材の入手時点(記事の掲載日付は最上部に掲載)での結果となりますので、掲載から時間が経っている場合はマイナーチェンジ等により数値が変わることがあります。

上記は入手した機材において個人的に計測したもので、メーカー公式発表ではありません。目安としてお考えください。